棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

31-棚からぼた餅--福の神

2008-02-14 09:42:12 | Weblog
見栄えのよくなった祠には、欠かさず供え物があがり
風船玉のように、大きくなった福の神。
あいも変わらずの日向ぼっこに、思い出しては書き記す
大福帳は、習字の書き損じよりもお粗末。
見せる相手もいませんが、本人だけはご自慢でくた。

 清水のバッチャマがくれた赤いチャンチャンコは小さくて着れないから、
 帽子にしたらちょうどいい。

 なにやら書かれたのぼり旗は、着物にいい。
 厄病神ドンにわけてあげた。

赤いチャンチャンコの帽子と、腰に大福帳をぶら下げた
どこぞで観たような、福の神になったのです。




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