棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

春画について 65愛欲曼荼羅

2009-01-08 08:23:44 | 山郷の暮し
愛のことについてのテキストブックに、文字ばかりでなく、絵がある。
まー一種の覗き見みたいなもので、いまや大流行だ。一昔なんぞは、芸術か猥褻かで裁判沙汰になっていた分野だ。
歴史的性画。つまり春画またわ枕絵は、中国では聖人皇帝貴族階級などの乱交パーティーなどに飾られていた。
聖人中の聖人 孔子さんも書斎に春宮画を飾っていたと言う逸話が残っておる。
オレとおんなじだ! ポルノは聖人への鍛錬だ。頑張らなくっちゃ!
というバカな声が聞こえてきた。もーすこし考えてくれ!

ついでだから、春画のことについて語っておこう。
古今東西世界各地に春画はある。中国では先に語ったごとく、半端な饗宴ではなかっただけに、優れた房中画が残ってはいる。
性愛の世界を究極の美に昇華させた作品であっても、決して美術館に公に公開されないし、作家のなもでることがない。そおいう宿命をもっているなかで、日本の春画、特に浮世絵は世界的に芸術作品だと認められている珍しいケースだといえよう。ここで君たちに見せるわけには行かないが、デフォルメのスゴサが、始めてみた欧米人が、驚嘆した手記などが残っている。まーー自尊心?と憧れがいりまじったものだが・・・
挿絵 明時代の房中画の部分




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