37-もしかしたらヤバイ姫君だったのでは
朧月夜の夢のような一夜を過ごした光源氏は、昨夜の姫の貴賓や物腰から只者ではないと感じました。
例の赤鼻の末摘花の姫君とは大違いですが、もしかしたら、政敵の右大臣の末娘・六の君だったらまずいと、少々あわてた源氏どのでした。
なぜならば、六の君は宮中にあがる予定になっていた方であったのです。
その姫様のお歳の確かなことはわかりませんが、おそらく15-6歳でしょうか。前にお話をしたように、帝の正妻-中宮になれる資格は第一に家柄と処女でなくてはいけません。家柄が申し分なく宮中へあがったとしても、お手つき姫だとわかったら絶対に正妻の位にはなれませんでした。
政敵の右大臣家の娘ということばかりでなく、まことにヤバイことをしてしまった・・カモ・・。
いつになく不安になった光源氏でした。
朧月夜の夢のような一夜を過ごした光源氏は、昨夜の姫の貴賓や物腰から只者ではないと感じました。
例の赤鼻の末摘花の姫君とは大違いですが、もしかしたら、政敵の右大臣の末娘・六の君だったらまずいと、少々あわてた源氏どのでした。
なぜならば、六の君は宮中にあがる予定になっていた方であったのです。
その姫様のお歳の確かなことはわかりませんが、おそらく15-6歳でしょうか。前にお話をしたように、帝の正妻-中宮になれる資格は第一に家柄と処女でなくてはいけません。家柄が申し分なく宮中へあがったとしても、お手つき姫だとわかったら絶対に正妻の位にはなれませんでした。
政敵の右大臣家の娘ということばかりでなく、まことにヤバイことをしてしまった・・カモ・・。
いつになく不安になった光源氏でした。
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