ALWAYS夕陽の三丁目 2ー松田三輪車

映画に登場する鈴木モーターの「松田三輪車」には思い出があります。
映画の時代設定よりだいぶ後のことですが、兄が商売を始め最初に買ったのがあの松田軽三輪車でした。(松田自動車には普通車の三輪車があった)
映画を観ると実にちっぽけな車ですが、ワイワイと荷台に乗って走ったものでした。
当然違反でしたが警察もそれほどやかましくはなかったと思った。
ですから映画のように、荷台に家族が乗って街中を走ることはありました。
この三輪車は急カーブを切るとコテンとヒックりかえり、3-4人でおきかえす事ができました。
まーー映画のように貧しくはあったが、皆優しく思いやりがあり、希望にあふれていた時代だったのではないでしょうか。
東京タワーが完成してから、日本は一気に経済成長をひた走りし、田中内閣の列島改造で庶民の心までおかされてしまいました。