棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

りゅう王丸作品展 7月28日-8月1日

2010-07-30 07:19:53 | 山郷の暮し
いいお湿りでした。連日の熱気でグターーとしていた野菜や草花が朝日に照らされ、生き生きとしています。
今日は昨日と変わって真夏日になりそうですね。
展示作品の中に蝉空を使ったものがありますが、今年は蝉が少ないような気がします。
作品の蝉空は昨年に集めておいたものですが、それでも少なく、今年の夏に期待をしていたのですが、まだ油蝉があまり鳴いていません。
当然蝉からも見つかりませんのでがっかりですが、作品の意図は十二分に伝わっています。
題名は「兵士の帰還」といい、兵士の迷彩ヘルメットに蝉ガラが山盛りになり、柩に乗っているオブジェです。

面白いことに観覧者の皆さんが、最初は製作意図よりも蝉ガラに興味を持ち「今年は蝉が少ないのに、よくまーーこれだけ集めましたねー。」と。
そして、製作意図を理解してくれたとき、黙してしまいます。
今回の個展は終戦65周年・人類の愚行を描いた40年 といわば私の本音の叫びのようなものです。
決してお美しいものを描きあげた絵画展ではありません。
メッセージの強い作品ばかりで重苦しいかもしれませんが、若い方々も含め私の叫びは十二分に伝わっていきます。

ryusun

つぶやき

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