棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

梅雨明け--雨乞い神事

2010-07-19 07:48:46 | 山郷の暮し
ギラギラなお天道様!! 梅雨があけ一気にNATU-夏になりました。
友人から別所温泉の500年続く雨乞い神事を見に行こうと誘われた。
別所温泉郷へは我が家から、東山を越えた東信州地域。
三才山トンネル経由で40分ほどのひなびた温泉郷で「信州の鎌倉」と称していますが、なぜ鎌倉をかぶせるのか、なんともわからない。
まーーこの温泉郷に在る「北向き観音堂」や寺社が多いのでそういうのであろうが、あまりにも違いますが・・・。
なんてケチをつけたことを言ってしまいましたが、目的の神事は国選択無形民俗文化財と漢字がいっぱい並ぶしろもの。
谷のどん詰りにある おがみだけ(夫神岳)めがみだけ(婦神岳)にすむ龍神さんに雨乞いをしたことからはじまるらしい。
上田市の西山沿いに在る別所温泉からの一帯は塩平といい、雨量が少なく(年間1000ミリ前後)ため池がたくさんある処。
雨乞いも単に祭りやお遊び事ではなかったのでしょう。
さて神事の詳細は、各自作られた幟旗行列だが、昔は布団生地や古布などではなかったろうか。
旗には赤布が必ずあり、その起源は赤い腰巻ではなかったかと推測しましたが・・
龍神さんに赤い腰巻をちらつかせ、雨をもたらしてもらったのか。となると、山の名前が夫・婦かついているとチットちがうか。
それとも、龍のカーチャンに焼餅を焼かせるか、男龍をその気にさせるか、ともかくひと暴れの結果大雨になる。てなことに。
今年は、例年になくいい天気でよかったと、おバーちゃんが話してくれました。

別所温泉の岳の幟(たけののぼり)が正式な名称で、私の思いつき発想の感想では心もとないので
http://uncletell.cool.ne.jp/take0707.htmをごらんください。

朝8時、最上の集落で出番を待つ幟旗の一行 谷から上田市内が見える


当たり前かもしれないが酒ッケがまったくない・・・
まーー酒の上がらぬ神事もあってもいいか・・・・

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本