黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

久女句から

2012-06-02 | 日記・エッセイ・コラム

私の若いお友達に「書」をやってる妙齢の女性

いつも爽やかな笑顔が素敵な美人です。

家内の職場の友でもあり、何度か我が家でも

お茶を一緒にしてる方

Sさんの1枚の作品を鑑賞に行ってきました。

町の「文化協会」主催の文化まつり

今年で10回目とのこと。

私も、趣味で「書」や「水墨画・油絵」をやっていますが

どうもこの展示会等への作品の出展が苦手で今迄一度も

ありません。

まぁ、発表するほどの力量もないので、皆さんの作品を

見ることで勉強させてもらっています。

彼女は、既に指導員クラスの腕前なので、毎回、この手の

展示会があるたびに一人のフアンとして作品を見るのが

楽しみに出かけていきます。

今回は、小作品で 俳人としては、この地域では有名な

「杉田久女」の句の一句を作品に。

結婚して北九州市小倉に住んでいたことも。

高浜虚子を慕っていたが・・破門、その理由は不明だとか。

句は、 斬新的な作品が多く、また、彼女自身も小説や、映画に

数多く取り上げられている。話題多い俳人の一人。

002

「玄海に 連なる漁火や 窓涼み」 久女句

この地で詠まれたものでしょう・・

「夏」の風情を。

Sさんの 最初の一字 「玄海に」 の字が いいですね。

荒波がうねって迫ってくるような・・逞しい。

バランスが素敵ですね、動きを感じます。

句の意味は?

漁火ということから 夜の海?

素人考えだと、イカ漁なのでしょうか? 

夏の民宿に泊まって、夕餉が終わった2階の部屋の窓に

腰かけてイカ漁の集魚灯のキラキラ光る海を見ながら夕涼みを

している・・・・

漆黒の海が、荒波と重なって、不気味さも波の音に混じってる。

久女は、この時、一人だったのでしょうかね?

夜の海を一人で眺める・・・これって、心の奥に、何かが起こってる?

私はこんな風にこの一句を受け止めましたが?

俳句って、詠み手の心を同じにするまでの理解はなかなかですね。

本当のところは分かりません。

まぁ、自分なら・・・・・・こう、感じて・・・ で、いいのかもしれません。

句も、そうですが、「書」の姿で、句の意味だって想像できる。

そんな風に感じましたね。

「字」ひとつの中に、やはり、書き手の「思い」が込められている。

う~ん、だから、一つの作品完成までの「あがきみたいなもの」が

あるでしょ!  これが私にはできないのです。

逃げているのですよ私は。

だから、ちまちまとしたものにしか・・・私の場合は。

諦めてほんの趣味で終わってます。

Sさんの作品は、いつも心をすきっとさせてくれます。

また、次回の作品を楽しみにしてますよ~・・・・。

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続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。