今年も酔芙蓉の花が開花を始めました。
毎年枝の数が増えていき周囲に広がっていきます。
ようやく顔を出し始めたところです。
びっしりと花芽がついていますよ。
そうそう、この花は、「飲ん兵衛」なんです。
今朝も、早くから始まっているようです。 宴会?
先ずは、乾杯!・・・・ってね。
まだ素面ですよ。
そりゃそうです。朝ですもの。
清々しい顔しているでしょ。 男前です。
もう、かなり盃を重ねたようですね・・・・・声も大きくなってます。
陽も高くなって・・・真上から強い秋の陽射しです。
周りに仲間がいるので、調子を上げているようですね。
いつまで飲んでいるんですか?
もう、すぐ日が沈む時間です。
私たち(人間様)の夕食の時間です。
全然、聴く耳を持ちません・・・・・お好きにどうぞ!
仲間と顔を寄せ合って・・・もうかなりの酔っ払い状態です。
酔芙蓉君から「お騒がせしてすいません。もうすぐ終わりにしますから」
・・・と。
こうして、彼らは、毎日、朝から晩まで、時間を追いかけながら
飽きずに「飲んでいる」のです。
面白い花ですね。
乾杯「白」、 かなり飲んで「薄ピンク」 酩酊「深いピンク」
これで、明日の朝には、酩酊した花は、真っ赤な顔になって
花びらを閉じて、ポトリと落ちていくのです。
酔芙蓉と言う飲ん兵衛の短い命の物語でした。