昨日の土佐田舎寿司。竹の子すしに使用した酢「てまいら酢」は、私の父の生家がある高知県安芸市入河内(旧東川村)で作られている。
「てまいら酢」は、地元産の柚子酢をベースに砂糖・塩・酢で加工されたもの。この原材料となる柚子の栽培や「てまいら酢」の販売に伯母や従兄弟が携わっている。
三合入りか 写真小さいがモデルは伯母
「てまいら酢」は、田舎寿司や和え物、サラダにと用途は様々である。
私は専ら、田舎寿司を作る際に利用する。
さて、この稿のタイトルとしている「農家民宿」は伯母と従兄弟になる末娘で始めたもの。全国ネットのTVでも何度か取り上げられた。
伯母は、90歳ぐらいになるのではないか。それから推量しても末娘の年齢は・・・?
年齢はさておき、清楚なる娘の雰囲気を未だ保っておられる。
この従兄弟の作る田舎寿司は、美味い。酢・塩・砂糖の按配と具の調和が何ともいえない美味さを出している。
小さなお店もやっているので是非訪れて食すことを進めたい。
入河内(にゅうがうち)は、安芸川沿いに10Kmほど登った、山間の小さな集落。
山しかない、山だけある、そんな処。
蛇足だが、その昔、私の母は此処の学校で教員をしていたそうだ。
さて、民宿の名前である「浅春荘」の由来。
亡くなった伯父の名前が”浅三郎”、民宿を始めた伯母の名前が”春美”、二人の名前を取って「浅春荘」と命名したであろう、と思っている。夫婦相和し。
山あいの長閑な村で、田舎寿司を食し、地元産の酒米から作られた清酒「入河内」を川魚や新鮮野菜を肴に愉しむ、そんなひと時は如何か。
この連休の谷間、小生の亡親父(訪れて下さった処が生家)の納骨に、浅春荘の従姉も来てくれました。
伯母さんは今年94歳になるでしょうが「仕事をしたがって困る」と従姉妹が言っておりました。何時までも元気で居てほしいものです。
山間の空気と田舎の味を楽しんで頂、ありがとうございます。御礼を申し上げます。