オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

矢口の渡し

2010-09-26 | Weblog

9/26(日) 昨日の土曜日、午後から天気が回復したので、前に行った「矢口の渡し」を再訪した。前には矢口まで散歩し、帰路は電車であった。その反対に往きは電車、復路は歩く予定であった。

東急電車の蒲田~多摩川線の「矢口渡」駅前の商店街(この商店街を歩くのも目的だった)から多摩川に出た。土手沿いには依然として「旧矢口の渡し」を偲ばせるものは何もない。空もすっかり晴れ渡り秋空特有の抜けるような青である。川沿いの風が心地よかった。

穏やかに流れる多摩川の水と青空。心地よい風を受けていると、騒がしい道路沿いを歩く気が失せた。予定を変更して、そのまま多摩川沿いに土手下の遊歩道を河口へと下ることとした。対岸は川崎市(神奈川県)となる。

河口までは9Kmはあるであろう。何処まで行くかは考えず、兎に角心地よい風を受け、ゆったり流れる川の流れのままに水辺の景色を楽しみながら歩く・・・。


暫く行くと川沿いの茂みの中に、小さな住まいらしきものが見え隠れし始めた。三角型・四角形と様々な様子。中には、小さいながらも入り口に門まで設えてあるものや、パイプを組んだ高床まである。更に、小さいながらも畑まで併設したものもある。

それらが、程よく間隔を置いて延々と在ったく。対岸を見ると、これもまた同じような景観である。今日のような天気であれば快適であろうな・・・大洪水ともなればどうなるのかな・・・などと、不法占拠地帯を眺めながら思っていた。(羨ましい気もする)
全戸、自転車付きである。確かに、ここから街までは離れている。自家用車がなければ大変であろう・・・。

川沿いの風光明媚な戸建てが途切れた処が「六郷」であった。たしか、ここにも渡し船が在ったはずだ。六郷鉄橋はJR東海道線と京浜急行の電車が通っている。川幅が広くなり葦が群生している。野鳥の宝庫か、大型の望遠鏡やカメラを構えた人が多数見受けられた。川筋も左へ、羽田空港方向へと蛇行して行く。


更に下流を目指すが、暫く行くと川沿いの歩道が途切れる。私の好きな花「コスモス」が咲き深紅の花弁を風に揺らせていた。土手道に戻り少し下る、遥か先に大きなつり橋が見えた。あれを目指したいところだが、二時間ほど経過したし、帰りのルートが心配だ。ここから、近場の駅へと出て帰ることとした。

京急線「雑色駅」が最寄駅とのことで、15分程で着いた。ここから電車に乗り「鮫洲駅」で下車。ビールと焼き鳥が脳裡を過る。処が、駅の周りは寂しいところなのだ。諦めて大井町へと向かった。

大井町駅(旧東急大井町線)へと見当をつけて適当に歩く。大井町公園を抜けて東北に向かうと10分少々で大井町の商店街に辿り着いた。裏通りの角にあった「スタンディング」(要は立ち飲み)で、生キャベツを肴にハイボールとホッピーで喉を潤し、電車の人となった。

大井町公園

13時に家を出、17時に帰宅。ルート変更も甚だしいが、飲物付きの結構な散歩となった。

 

   

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