コロナウイルス渦で米国では自宅での仕事の割合が急増を続け、個人が使用するPCとプリンターの需要に供給が追いつかない状況が現れPCメーカーのデルとHPは久しぶりの活況に追いかけられている。
また自宅での仕事の割合が増えたので個人が利用するPCの台数が急増をはじめた。プリンターよりもPCの需要台数の方に点火し、昨年末のショッピングシーズン以来の需要が継続してきた。企業が購入し社員に貸与する購買が際立って目立つ。昨年の第3四半期から需要がふえてきたが、昨年の第4四半期はいままでの最高の販売台数を突破した。
デルの昨年第3四半期の販売台数は前年比で+16%と急増した。
製造業では各業界で半導体不足が問題にされているが、大手のデルとHPは長年にわたって半導体メーカーとの密接な関係を築いてきただけに、半導体などの不足問題が出てきていないのは見事である。
これまで生産の合理化に力点をおいてきただけに、これまで力を入れてきた設備の更新が生きてきた。
大手のデルは昨年第4四半期の生産は+16%と好調である。売上げはPCメーカー向けが40%、個人向けが32%の構成である。特に企業向けはコンピュータ・システムの利益率が上がったのが目立つ。
米国株は高値圏にあるが、お馴染みのある銘柄は投資のチャンスである。本日は2銘柄を選んだ。