足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

足元に新型コロナが来ている

2022-01-15 16:03:31 | 投資戦略

新型コロナ感染が急増。現在は沖縄、東京で前日の10倍以上の拡散。大阪では4ヵ月ぶりに1万人を超えた。デルタ株からオミクロン株に置き換わった。イギリスで95%、アメリカ93%、日本90%超となった。鼻、のどなどの上気道の炎症が起きやすく肺までの重症はない。

感染から発症の潜伏期間が短くスピードが速い点に注意である。

このように次から次と感染の種類がかわり医療機関は対策に追われている。

直面するわれわれにとっては初めての経験だけに、特に気管支の異常な状況に注意を払い、医師に早急に相談することをお勧めしたい。

 

 


馴染みのある米国2銘柄 投資のチャンス

2022-01-13 16:37:25 | 投資戦略

コロナウイルス渦で米国では自宅での仕事の割合が急増を続け、個人が使用するPCとプリンターの需要に供給が追いつかない状況が現れPCメーカーのデルとHPは久しぶりの活況に追いかけられている。

また自宅での仕事の割合が増えたので個人が利用するPCの台数が急増をはじめた。プリンターよりもPCの需要台数の方に点火し、昨年末のショッピングシーズン以来の需要が継続してきた。企業が購入し社員に貸与する購買が際立って目立つ。昨年の第3四半期から需要がふえてきたが、昨年の第4四半期はいままでの最高の販売台数を突破した。

デルの昨年第3四半期の販売台数は前年比で+16%と急増した。

製造業では各業界で半導体不足が問題にされているが、大手のデルとHPは長年にわたって半導体メーカーとの密接な関係を築いてきただけに、半導体などの不足問題が出てきていないのは見事である。

これまで生産の合理化に力点をおいてきただけに、これまで力を入れてきた設備の更新が生きてきた。

大手のデルは昨年第4四半期の生産は+16%と好調である。売上げはPCメーカー向けが40%、個人向けが32%の構成である。特に企業向けはコンピュータ・システムの利益率が上がったのが目立つ。

米国株は高値圏にあるが、お馴染みのある銘柄は投資のチャンスである。本日は2銘柄を選んだ。


銘柄分析の視点の複雑化

2022-01-12 16:41:04 | 投資戦略

売買代金のビッグ10をみるとソフトバンク(9984)、レザーテック(6920)、トヨタ自(7203)、日本郵船(9101)、キーエンス(6861)、東京エレクトロン(8035)、川崎汽船(9107)、ソニーG(6585)、三菱UFJ(8306)、商船三井(9104)。景気の上昇を背景にして業績が着実に回復する業界の代表銘柄に資金が流れている。これらの銘柄の足元の動きをみていると、先行きの相場の地合いの強いことを証言する株価の顔ぶれが並ぶ。

ソフトバンク、レザーテックは情報通信業界のリーダー役で日本の成長銘柄の象徴的な存在である。いまや両社とも海外には類例のみられない日本独特の成長企業にのし上がった。レザーテックは半導体マスク検査装置関連だが売り上げの80%強が海外市場で典型的な国際銘柄の代表選手にのし上がった。国内の半導体の動向だけで株価の先行きは判断できない。

トヨタ自、日本郵船、川崎汽、商船三井の業績は景気循環に左右される銘柄だが、日本企業の枠を超えて世界企業の仲間入りをした国際銘柄である。

 

冒頭に並べた日本株の銘柄は国内の景気の変動に左右されるのでなく、海外の株式相場の変動に左右される度合いが高くなった。

これまでから日本の株式市場の国際化がいわれてきたが、株価を追いかけていると、最近はNY市場と並んで国際市場の仲間いりした感を強く感じるようになった。相場の先行きの動き判断する視点が複雑になってきた。


荒い波風が出始める

2022-01-11 16:21:22 | 投資戦略

ウォール街の周辺に急に荒い波風が出て来た。

大手の投資銀行ゴールドマン・サックス、JPモルガン、ドイツ銀行は「連銀はこれまで利上げを見送ってきたが、景気が数10年ぶりの好調で連銀が利上げの準備をはじめた」と言う見方を表明した。

最大の関心はこれまでの連銀の会合では先行き3回をほのめかしたが、それ以上の回数になり最低4回は必要という見方がウォール街では有力。

投資家の間では急速に利上げムードが支配してきた。

2022年の先行きの連銀の会合では利上げの検討が主要なテーマに転換する。

足元ではコロナ感染の拡大が始まっており、景気への悪影響が気にされ、連銀は当面、難しい政策運営に直面する。

米国株は連銀の政策をにらみながらの動きが強まり、当面は景気動向の舵取りは政策運営にゆだねることになる。相場の先行きは読み難い展開になる。


バフェットの忍耐力

2022-01-10 16:07:08 | 投資戦略

投資の神様と称せられるウオーレン・バフェットだが銘柄選択に失敗ということもある。

しかし投資した銘柄が不振でもか「ならず成果が上がる」という強い確信の銘柄はじっとチャンスを待つ。

まずベライゾン(VZ)が上げられる。通信関連だが過去5年間で+3.5%とほとんど動いていない。それでも先行きに見込みがないという不振の理由につて確たる決断がつかず、執拗に保有を続ける。通信業界は5G時代に入り市場が拡大するというつよい自信をもち、目先の反動を見込む。バフェットなら有望銘柄のアイデアはつきないはずで新しい銘柄のアイデアが次から次へと湧いてくるはずだが、いったん投資した銘柄を手放すのを執拗に避けることもある。

ストーン(STNE)はクラウドベースの通信で時代の潮流に乗るが投資以来、大幅に下落した。成長の魅力について独自の見解を持つが、投資いらい急落したので売り場を失った観がある。

米国株の象徴的な存在のアマゾン(AMZN)は過去6ヵ月で大幅な下落だが、米国株のシンボルとして持続する。

バフェットでも短期的には誤算があるのは当然である。しかしこれらの銘柄は外部の投資家にはチャンスを提供しているともいえる。