新規公開した電気自動車テスラ(TSLA)が21.06%も急落した。2012年1月13日の-19.3%以来の暴落である。1週間前の高値$498.32からは、株式分割を考慮すると-33.7%の下落である。
今回の下落のきっかけは50億ドルの株式分割(5対1)と大株主イーロン・マスクの兄弟の売却である。大株主の売却が引き金になった。
最近の超人気株も一連の大株主の売却が加わり1日で強気人気が反転した。いまひとつの悪材料は期待されたS&P500の構成銘柄の組み換えから外れたからである。最近の株価の上昇のなかには、銘柄のファンダメンタルの好材料のほかに、大株主の買い増しに大きな関心が集まる。
「テスラのS&P500構成銘柄入りは時間の問題だ。次回の入れ替えの第一候補になった。タイミングは何時はいるかの問題になった」というのがウォール街の一致した観測である。
テスラは時代の流れにのる銘柄いりをした。