足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

NY株は8日間の連騰

2018-05-15 07:37:56 | 投資戦略
週明けのNY株は上昇し8日間の連騰になった。最近の世界の株価の最大の関心事であった米中国間の貿易戦争の悪化も薄れ、先行きには楽観的な見方が蘇ってきた。
2月の相場の一時的な下落時には相場の本格的な調整局面を予想する向きもでていたが、その種の慎重論も消えてきた。
相場の内容はエネルギー株が引き続き堅調で、その人気がヘルスケア関連株の上昇にも繋がった。この日はS&P500、ナスダック指数も上昇し、市場参加者には幅広く満足感がいきわたっている。個人投資家の売買比率の大きいナスダック指数が相場の牽引役だけに、市場に参加する層の拡大に注目される。

これまで9年間の上昇相場を経験し、過去の経験則からすると相場がどの時点で調整局面にはいっても当然だが、相場の先高観のほうが先行する。
上昇相場を支える最大の大黒柱は企業収益の好調である。過去の経験則からは、どこで調整局面にはいっても当然だが、それを承知のうえでの資金流入だけに、相場の基調の強さを暗示している。