足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

人気銘柄の幅が広がりそう

2005-10-31 18:10:45 | 株式
「もう少しの日柄調整」と見ていたが、この日の東京市場はそんな予想を吹き飛ばしてしまった。
先週のNY株の強気の地合いに刺激された。
相場の中身には微妙な変化が出てきている。この日は松下電産+9..02%、信越化学+6.33%、ファナック+5.81%、オリンパス+5.96%とハイテク関連が、これまでの鉄鋼、銀行のような値動きを始めた。ハイテクは時価総額が銀行と並んで大きく、その人気が市場に与えるインパクトは大きい。
根底には企業業績の急回復を織り込み始めたといえる。ウォール街でも年末相場のリード役としてハイテク、金融に注目する向きも多い。ここでいうハイテクは情報通信やインターネット関連も含む。
いまひとつ注目したいのは消費関連株である。この日は伊勢丹が急騰したが、ほかにレストラン・チエーンの銘柄にも高くなる銘柄が出てきた。
先に決算説明会に出席したサイゼリア(7581)も動き始めた。この銘柄も復活物語としての人気を集め始めた。特にファーストフードの「イート・ラン」の展開を始めるというのに注目したい。タコス、イタリアン・ハムピザとユニークな商品をマクドナルドより2~3割安で出す。米国では1980年代に大きく伸びたのがタコス・チエーンである。
人気銘柄の幅が広がりそうである。