足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

相互作用性の理論を改めてみる

2005-10-12 13:38:53 | 株式
これまでの常識が大きく崩れようとしているのか?
市場の内外のベテランのテクニカル分析や運用者は「もうそろ・・」と2~3回は、ここ1ヵ月の間に考えてことだが、これまでの経験則通りにはいままでのところ、なかなかいかない。
ヘッジファンの大成功者のソロスには社会科学の分野での事実認識には「受動的」と「能動的」な行動が見られるとする。
「テクニカルやファンダメンタルからみて株価は均衡点」とみる勢力と、「株価はこうあるべき」という勢力が働き、やがてはお互いが作用を及ぼし合って相場を形成する。ソロスはこれを相互作用性と呼んだ。ソロスの投資理論の中でもっとも難解な部分だ。現在の東京市場をみているとソロスの、この理論が身に迫る。
外人投資家は日本株を月に2兆円買い越す、日本の投資家は株を買わずに外債を買う。
有名なピーター・リンチが投資の一番に愚かな戦略とする「債券運用」にジャパンマネーは執着する。
この構図をみていると現在、そして未来が見えてくる。よくよく考えたい点である。
今週のトリトンスクエア通信では電鉄株を取り上げた。