足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

富士重工業の株価

2005-10-08 21:26:47 | 株式
昨日のウォール街での話題のひとつは来年1月に辞任するグリーンスパン議長のあとがまに誰が就任するかということであった。
これまで「まだ全く手をつけていない」という表現を使ってきたブブッシュ大統領であるが、ここ2~3日、発言のトーンに変化があり「選任は最終段階に入っている」という表現に変わってきた。
有力候補はグレン・ハーバード(ブッシュ政権の前アドバイザー)、マーチン・フエルドシュタイン(ハーバード大の教授)、ベン・バーナキン(現アドバイザー)である。市場が一番に望んでいるのが、現実主義者のバーナキンだ。今月中にでも指名が実現すればひとつの株価の材料になる可能性が高い。
さて来週の注目点は富士重工業(7270)だ。トヨタ自の傘下に入ることが決まった。GMの保有分1億5700万株のうちトヨタ自が6800万株を取得。残りを富士重工業が自社株買いで受けた。しかし6日には2700万株の市場での買い付けに失敗した。640円で誰かが取得した。金曜日には株価が下がり、富士重工業が残りを買い取った。引け値は614円。トヨタ自の引き取り価格520円より94円上だ。
トヨタ自との提携の価値は94円にしか評価されていない。市場が間違ってる。これまでの富士重工業とは大きく変貌する。
2~3年以内には1000円以上をつける。現在の株価は買いだ。