ZENZAIMU(全財務公式ブログ)

本ブログは全財務労働組合中央本部及び地区本部役員が持ち回りで掲載しています※PC版表示にすると背景がおしゃれになります

新規採用職員指導者

2015-07-17 23:59:25 | 主張

 前回投稿から約1ヶ月・・・。次の投稿は誰にお願いしようかと思っていたら、異動のバタバタで結局誰にもお願いできなかったので、再び私が書かせていただきます・・・。悪しからずご了承下さい。

 さて、この私もこの7月、3年ぶりの異動を経験いたしました。過去にいたことがある部署に10数年ぶりに戻ってきた(戻された?)ことや、それ以外にも事務所でやったことがある業務なので、周りからは「良かったじゃん! 」などと祝福(?)されましたが、業務の内容ややり方は、私が離れていた間にだいぶ変わり、かつ当時よりも高度化専門化されてしまっているので、思い出す+新たに覚える(勉強する)作業が必要であり、日々奮闘しているところでございます・・・。 (大体前回いた時は、まだ役付き前の課員の分際でしたからね・・・。)

 そして今回の異動の新部署では、何と自分の部下に新規採用職員がいるということで、その育成の指導責任者に任命され、今週はその指導者向けの研修に参加しておりました・・・。上記のとおり今の部署は二度目なので、上司はみな私の人となりはご存知でしたので、当初この話をいただいた時は、正直「私なんかでいいのでしょうか? 」と率直に申し上げたのですが、

「俺もそこはすごく心配なんだが、担当割りの関係でそういうことになったので・・・」

と言われ、あぁやっぱり消去法だったのかなと思いましたが、新規採用職員はじめ、後輩の育成というのは、先輩職員誰もが負っている任務ですし、またこういう機会を通じて自身のスキルアップにつながるであれば、と思い、今年1年頑張って、私のように天真爛漫な(??)職員を育成していきたいと思います(笑)

 今週受講した「新規採用職員指導者研修」によると、昨今の新規採用職員は高年齢化が進んでいるようで、今年度は30歳近くの新規採用者もいたとのことで、そうすると、”新規採用職員”とはいえ、すでに結婚し子供もおり、育児との両立で慣れない仕事を頑張っている新規採用職員がいらっしゃる一方で、親の介護等の問題を抱えている新規採用職員もいらっしゃるとのいうことです。私たちが入局した頃は、まだ高校や大学を卒業して間もない20代前半独身での採用者がほとんどで、同期の間での年齢差はあまりないので、新規採用時点ですでに育児や介護の問題を抱えている方がいるというのは、正直驚きでしたが、非正規労働者の増加に伴う若者の就職難や価値観の多様化が私たちの職場に来る新規採用職員の構成にも少なからず影響を与えているのでしょうか? この課題について組合としてどう関わっていけばよいのか、今ぱっと思いつくものはありませんが、私たちもしっかり職場の現状や青年層の意識を把握し、取り組んでいく必要があると考えさせられました。

 とにかく新規採用職員は、学生⇒社会人という大きな環境の変化を経験し、それだけで大きな不安やストレスを感じているとのことです。またこちらが認識している以上に先輩や上司を怖がっている傾向があるので、「困ったことがあったらいつでも相談に来いよ! 」という姿勢では、(こちらは本当にいつでも気軽に相談して欲しいと思っていても、)相手は「そうはいっても、こんなこと相談できないな」とか「今何か忙しそうにしているな」と、相談を躊躇してしまうことがあるとのこと・・・。胸に手を当てて考えてみれば、自分自身の新人の頃もそうだったんじゃないか、と思うのですが、やはり、待ちの姿勢ではなく、こちらから積極的に声がけして働きかけて、意思疎通を図っていくことが大切なのだ、ということを再認識させられました。私たちの組合活動において、目下最大の課題は組織率向上、とりわけ規模の大きいウチの地区管内の成績が芳しくないので、全国規模の大会や会議に出席すると、若干肩身の狭い思いもするのデスが、組織率向上にあたっては、職員一人一人への声かけと心情把握が大切だと言われている中で、官の研修とはいえ、耳の痛い話を聞かされました・・・(><)

 昨年入局された組合員の中には、早くもメンタル面での長期病休者が、管内でも発生してしまいました・・・。職場に馴染めなかったのか、先輩・上司に問題があったのか、それぞれの事情について詳しくは承知していませんが、非常に残念なことです。当局にも未然防止等の対策を要求したところですが、組合としても、新規採用職員を丁寧にケアしていく必要があるのではないか、と考えている次第です・・・。

 

【関東・Toku】