ZENZAIMU(全財務公式ブログ)

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One for All , All for One

2012-11-12 23:31:39 | 日記
ワン・フォー・オール、オール・フォー・ワン

オリンピックイヤーの今年、良く耳にした言葉だ。
元々はラグビーのチームプレイ精神を表す時によく使われるこの言葉、
一般的に言われている解釈は
「一人はみんなのために、みんなは一人のために」

先日、大学時代ラグビー部だったという方と酒を酌み交わす機会があった。
彼によると
「ワン・フォー・オール(一人はみんなのために)」は正しいが、
「オール・フォー・ワン(みんなは一人のために)」が大いなる誤りだと言う。
「オール・フォー・ワン」の「ワン」とは「一人」という意味ではなく「勝利」
を意味する“ Victory ”だと。
つまりは
「一人はみんなのために、みんなは勝利のために」というのだ。

それには前提条件がある。
それは「一人ひとりが『自立』している」ことである。
一人ひとりがきちんと『勝利』に向かって自分の足で立っていること。
そして、一人が躓いた時には他のメンバーが万全のフォローをする。
チームの一員として他のメンバーに甘えたり、寄りかかったりしない、自立した大人の集団であるということだ。

イメージしてみよう。
一人前にも満たない未熟な技術と精神性しか持たないプレイヤーばかりが集まったチームを。
「烏合の衆」でしかない集団は、「助け合い」ではなく「助けてもらい合い」でしかない。
全員が互いに「助けて!」「助けて!」と叫び合っているチームが成立することはあり得ない。

「自立」しした大人が集まった時に、1+1が3や5や10になる相乗効果が生まれるのだろう。

労働運動も同じだろう。
まず自分の足で立つことが大事である。
一人で立てもしないうちから“ All for One ”「一人のために」と、「助けられ合い」をするのはやめよう。

泳げない人は、溺れている人を助けることはできない。

まずは組合員一人ひとりが自分の「できること」をやる。
そして「相乗効果」を発揮して「成果」を勝ち取ろう。

【琉】