ZENZAIMU(全財務公式ブログ)

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晩秋の東北にて

2010-11-11 20:31:11 | 日記
いよいよ晩秋となり、仙台合庁の近くも毎年恒例の銀杏臭が漂い、冬もそこまで来てるのを感じます。
それにしても、あの銀杏の臭いってすごい強烈ですけど、臭いながらもすごく秋を感じさせてくれますよね。
また、炒った銀杏の美味しさは格別です。

今回私は東北における通勤手当の問題について考えてみたいと思います。東北は仙台が本局ということもあり、仙台近郊に家やマンションを構えたり生活の拠点を置く職員が多いです。そうなると、盛岡や福島に異動となった場合は単身赴任か新幹線通勤をすることになりますが、東北の現状では近年家族と同居することを希望し新幹線通勤をする人が増えてきております。ひと昔前は、職員が1度居を構えてしまうと東北は土地が広大で各県が非常に離れていることもあり単身赴任が一般的でしたが、現在は新幹線の整備が進んだこともあり異動先によっては新幹線で通勤する人が増えています。

ここで問題となるのは、新幹線通勤は交通費が通勤手当の上限を超えてしまい職員の持出しが結構な額発生してしまっていることです。これについては、「単身赴任をせずに済むのなら持出しが出てもしょうがない」とか「うちの職場に入ったからには転勤はつきもの」という風潮があるのも事実です。ただ、持出しの額が職員の生活にかなりの負担となっていることは事実ですし、通勤手当の上限がなくなり実費支給となればより多くの人が新幹線通勤により家族と同居できるようになると思われます。

この問題は全国的な問題というよりは東北など一部の地方特有の問題にあたるのかもしれませんが、地方レベルの課題として声をあげていき、地方の通勤手当の上限に特例が設ける(実費支給となるよう)方向を模索していけないものかと思います。近年、ライフワークバランスが叫ばれ家族と共に過ごす重要性は見直されてきていることもあり、この問題は大いに議論する余地があると思います。

私の勉強不足で既に組合でもけっこう取り上げている問題かもしれませんが、今後もこの問題については注目していきたいとおもいます。以上(スガシン)