年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

セラピードッグ

2016-11-29 00:00:00 | Weblog
 仕事の帰り道の途中にある老人ホームに立ち寄ると、ベッドに横になっている母親が開口一番、何かおいしいものを持ってきてくれた?ということが多い。95にもなっていつもお腹がすくのだそうだ。食堂テーブルにいて他の入所者の方たちを見ると少食な人ばかりだという。私は大盛りご飯を注文している・・などと母親が言ってる。で、3時過ぎに立ち寄り持参したおやつはコンビニでチンしてもらったたい焼き。

 母親が美味しそうに食べておる。振り返れば自分の幼少の頃は、10円もあれば弟や妹の分のおやつも買えていた時代での母親が、駄菓子屋さんが1軒しかないような田舎の店で当時少なかったお菓子を子ら3人に買い与えていたんだろうと、子ら3人が食べる様子をきっと楽しそうにながめていたんだろうなどと想像をする時、自分もいつの間にか反対の立場にいることを思い知らされる。
 寒いが車いすに乗って室内をウロウロする方がエエ・・と部屋から連れ出すと、今日はセラピードッグがやって来た。

 クリスマス飾りも早々に飾っておる老人ホーム。

 朝からの用事ごと

 執行猶予中に風営法による条例違反で逮捕され刑期の長い青年と相談を継続している。あるスポーツ選手、日本代表候補になり海外に行く計画がある時に初犯の結果、すべて夢が閉ざされた。
 前から彼に付き合いキャリアプランを作り、職業能力をアップすべく職業訓練をやり、さらに差し入れ本による自己学習を重ねている。満期はまだまだ先の年月であるも、釈放後の本人の方向を策定し、華々しかった今までとは全く違う生活を将来像に描いておる。

 それを終えると今度はお客さんを迎えて釈放前の採用面接会。出席者は会社側から社長に専務、それと帰住先の施設長さんに保護観察所側から3人、ハローワーク担当者と施設側の私どもの4人。一般社会の中で求人側が採用面接を行うスタイルとは求職者を取り囲む人が異なっている。施錠をしたドアの向こう側にも職員を立てている。頑丈な中での面接会はいつものスタイル。
 社長と専務が迷っている様子・・採用どうしようか・・線が細いナァ・・工場でもいじめられるやろうなぁ・・と独り言。
 でも当方としてはお願いすることだけ・・。とりあえず社長・・彼に一度チャンスを与えてくださいよ・・立ち直りのきっかけを・と。
 そうするか~・・の答えを頂いたので、すぐさま採用日を決めにかかった。ここの辺りは自分が現職時に養われた空気のつかみだったろうか・・?

 それより、早く帰って明日の準備をしなければ・・、明日は保護観察所に出向き保護観察中の刑余者集めての90分お喋り会を頼まれておる・・早く帰って資料を作らねば・・。