◆01055 加計呂麻島の諸鈍シバヤ 更新
□社名 大屯神社(おおちょんじんじゃ)
□所在地 鹿児島県大島郡瀬戸内町
□祭神
タイラノスケモリ 平資盛
□祭は不定期。
□山車
□汎論
加計呂麻島(かけろましま)の大屯神社の創祀は、壇ノ浦の最後の合戦で滅亡した一族が来島して居住するようになったとの伝承がある。富山県と石川県の境にある倶利伽羅峠の合戦では、合掌造りで著名な白川郷。香川県屋島の合戦では、徳島県南部から高知県にかけて【平家落人伝説】が伝わる。当島には、平有盛平行盛、平資盛(たいらのすけもり)ら三名は、喜界島を経て来たり、平有盛(たいらのありもり)は奄美市名瀬浦上に、平行盛(たいらのゆきもり)は、龍郷町戸口に、平資盛は加計呂麻島の諸鈍とそれぞれ制圧して居を構えるに到ったと伝わり、大屯神社はその平資盛を祭神として祀る。
神社創祀の日が重陽の節句だったといい、その日に祭礼を行ったきたと伝えられるが、この祀に付属して行われてきたのが【諸鈍シバヤ】である。諸鈍(しょどん)は地名、【シバヤ】は【芝居の古語】といい、舞臺で演じられるようになる芝居以前の、青芝の上で演じられる野芝居だったようである。
諸鈍シバヤの演目は、
・ガクヤイリ 楽屋入り
・サンバト 三番叟
・クワワブシ ここは節の転化
・カマオドリ 鎌踊り
・ダットドン 座頭殿
・スクテングワ
・シシキリ 獅子切(美女を獅子に見立てる?)
・キンコウブシ 兼好節
・シンジョウブシ 俊尉節、また俊乗節とも?
・タマティユ 玉露
・タカキヤマ 高い山から
演し物の出番は一様ではなくかなり自由で、現在は間にだしものが織り込まれる。古い形式を今に伝える伝統藝能であり、各地の【笑いの藝】の愚鈍な行為のもとになっていると考えられる【おろかさ】は滑稽味が加わり、洗練されて難波の漫才はその藝の分化した大衆好みと考えられる。
新潟県佐渡の【のろま人形】の起源と推定され、福岡県博多の仁和加、高知県のにわか、大阪府河内長野のにわか、岐阜県美濃市の俄などの諸俄の原形ではなかろうか。出雲の呵國にはじまるとされる【傾く・かぶく】のルーツとも考えられる。
研究者によると【諸鈍シバヤ】の成立には古い時代の和様、沖縄文化、韓半島の男寺党(ナムサダン)などの藝能の要素がはいっているとされる。
国指定の重要無形民俗文化財となっている。
*
行政コード番号は従前のままです。
20120520 更新
□外部リンク
「日本の山車」を執筆している一人閑(ひとりしずか)と申します。早速ですが、貴方のブログ記事を「外部リンク」として紹介させていただきましたのでお知らせします。もしご迷惑でしたらお申し出ください。削除いたします。
◇日本の山車 ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/ypjcd447/
◇日本の山車 ホームページ
http://hiyou.easy-magic.com/
◇諸鈍シバヤ・・1
2010/12/18(土) 午後 3:59
... 諸鈍シバヤの舞台は 大屯(おおちょん)神社の境内・・ ものすごい人です がんばってもぐり込んでの撮影・・なのです 諸鈍シバヤというのは 源平合戦にやぶれた平家一門が ここ加計呂麻島に落ち延びて 土地の人と交流するためにはじめ ...
http://blogs.yahoo.co.jp/hiro_hiro_tomato/62341055.html
◇漂泊音聲一巻
2008/10/4(土) 午前 4:15
... これは呪聲合戦であり、のりととよごとの掛け合いであった。これらはカガイとなってゆく ... 内聲の迷いが身体詩となったものだと奄美のシバヤの技芸者が語 られていたが ... 先に話したクグツ達はその後、夷神社のエビスカキや沖縄のチョンダラア ...
http://blogs.yahoo.co.jp/kajyou88/34672530.html
□社名 大屯神社(おおちょんじんじゃ)
□所在地 鹿児島県大島郡瀬戸内町
□祭神
タイラノスケモリ 平資盛
□祭は不定期。
□山車
□汎論
加計呂麻島(かけろましま)の大屯神社の創祀は、壇ノ浦の最後の合戦で滅亡した一族が来島して居住するようになったとの伝承がある。富山県と石川県の境にある倶利伽羅峠の合戦では、合掌造りで著名な白川郷。香川県屋島の合戦では、徳島県南部から高知県にかけて【平家落人伝説】が伝わる。当島には、平有盛平行盛、平資盛(たいらのすけもり)ら三名は、喜界島を経て来たり、平有盛(たいらのありもり)は奄美市名瀬浦上に、平行盛(たいらのゆきもり)は、龍郷町戸口に、平資盛は加計呂麻島の諸鈍とそれぞれ制圧して居を構えるに到ったと伝わり、大屯神社はその平資盛を祭神として祀る。
神社創祀の日が重陽の節句だったといい、その日に祭礼を行ったきたと伝えられるが、この祀に付属して行われてきたのが【諸鈍シバヤ】である。諸鈍(しょどん)は地名、【シバヤ】は【芝居の古語】といい、舞臺で演じられるようになる芝居以前の、青芝の上で演じられる野芝居だったようである。
諸鈍シバヤの演目は、
・ガクヤイリ 楽屋入り
・サンバト 三番叟
・クワワブシ ここは節の転化
・カマオドリ 鎌踊り
・ダットドン 座頭殿
・スクテングワ
・シシキリ 獅子切(美女を獅子に見立てる?)
・キンコウブシ 兼好節
・シンジョウブシ 俊尉節、また俊乗節とも?
・タマティユ 玉露
・タカキヤマ 高い山から
演し物の出番は一様ではなくかなり自由で、現在は間にだしものが織り込まれる。古い形式を今に伝える伝統藝能であり、各地の【笑いの藝】の愚鈍な行為のもとになっていると考えられる【おろかさ】は滑稽味が加わり、洗練されて難波の漫才はその藝の分化した大衆好みと考えられる。
新潟県佐渡の【のろま人形】の起源と推定され、福岡県博多の仁和加、高知県のにわか、大阪府河内長野のにわか、岐阜県美濃市の俄などの諸俄の原形ではなかろうか。出雲の呵國にはじまるとされる【傾く・かぶく】のルーツとも考えられる。
研究者によると【諸鈍シバヤ】の成立には古い時代の和様、沖縄文化、韓半島の男寺党(ナムサダン)などの藝能の要素がはいっているとされる。
国指定の重要無形民俗文化財となっている。
*
行政コード番号は従前のままです。
20120520 更新
□外部リンク
「日本の山車」を執筆している一人閑(ひとりしずか)と申します。早速ですが、貴方のブログ記事を「外部リンク」として紹介させていただきましたのでお知らせします。もしご迷惑でしたらお申し出ください。削除いたします。
◇日本の山車 ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/ypjcd447/
◇日本の山車 ホームページ
http://hiyou.easy-magic.com/
◇諸鈍シバヤ・・1
2010/12/18(土) 午後 3:59
... 諸鈍シバヤの舞台は 大屯(おおちょん)神社の境内・・ ものすごい人です がんばってもぐり込んでの撮影・・なのです 諸鈍シバヤというのは 源平合戦にやぶれた平家一門が ここ加計呂麻島に落ち延びて 土地の人と交流するためにはじめ ...
http://blogs.yahoo.co.jp/hiro_hiro_tomato/62341055.html
◇漂泊音聲一巻
2008/10/4(土) 午前 4:15
... これは呪聲合戦であり、のりととよごとの掛け合いであった。これらはカガイとなってゆく ... 内聲の迷いが身体詩となったものだと奄美のシバヤの技芸者が語 られていたが ... 先に話したクグツ達はその後、夷神社のエビスカキや沖縄のチョンダラア ...
http://blogs.yahoo.co.jp/kajyou88/34672530.html