札幌に出張してきました。
夜は、かつての同僚と久々に一献。社会教育行政の最前線で活躍中の方です。社会教育や人づくりについて語り合うことができ、たくさんの収穫がありました。共通の知人の動向や数々の飲み過ぎの失敗談など、懐かしい話題も花盛り。おいしいサカナをつまみながらの楽しい夜でした。
今回の出張の目的は、「札幌ビズカフェ」の訪問です。
「ビズカフェ」、「ビジネスカフェ」とは、若手起業家や起業 . . . 本文を読む
青森県労政・能力開発課が作成したDVD「はたらく心」。5枚組で、「あおもり」をキーにした「100の仕事」の紹介DVDです。100の仕事それぞれ1人に焦点を当て、インタビューを交えて5分程度でまとめてあります。「子どもたちが、夢やチャレンジする心を養いながら、将来の自分の仕事について考えるきっかけをつかめる」ことを目的として作られ、県内すべての小・中・高等学校に配布されました。このDVDを学校で活用 . . . 本文を読む
先週、仕事で「ビジネス体験プログラム 講師養成講座」を開催しました。
「ビジネス体験プログラム」というのは、東京・港区にある株式会社gusiness[ギジネス]という会社が開発した中・高校生向けのコンピュータ・ソフトです。文字通り、「ビジネス」をパソコン上で疑似体験できるプログラム。今回は、そのプログラムを授業で使用していくための、先生方を対象とした講座です。
2日間の講座を修了すると、そのソ . . . 本文を読む
最近よく目にするのが「社会起業家」という言葉。2006年12月27日付けの日本経済新聞の記事を借りれば、「社会起業家」とは、「福祉や環境、街づくりなど地域や社会の問題解決をボランティアではなく、事業として目指す」起業家のこと。
同紙で紹介されているのは、横浜市のドヤ街で労働者向けの簡易宿泊所を格安料金で旅行者などに斡旋する事業を行っている「ファニービー」という会社。谷津倉智子社長は、「ビジネスと . . . 本文を読む
この本では、「基本的な職業観・勤労観の構築」が大切であり、そのキーワードとして「人間力」を掲げています。つまりは「社会を構成し運営するとともに、自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力」。
この「人間力」の形成をベースとしたキャリア教育を行うこと、これは、欧米各国のキャリア教育でも既に取り組まれてきたことだと言います。さらに、欧米の取組に共通しているのは、「発達段階ごとに異なる明 . . . 本文を読む
日本IBM会長で日本経済同友会代表幹事を務める北城恪太郎氏編による『ニッポン「起業」学』(日本実業出版社、2005年)。現在の日本の経済の閉塞状況を打破できるのは「起業」であり、起業家の育成こそ、これからの日本の活性化に必要だと説きます。ベンチャーを生み出しにくい日本の土壌、その中であえてベンチャーを志し、成功した何人かの起業家の皆さんの話はどれも切実だし、何より説得力があります。
私にとって特 . . . 本文を読む
えり好みしなければ誰でも大学や短大に入れる「大学全入時代」が、統計上は2007年からやってきます。今でさえ、大学・短大の約3分の1が定員割れを起こしている中で、生き残りをかけた大学間の競争が激しさを増しています。一方では、先日の慶應義塾大学と共立薬科大学のように、「合併」という選択肢をとる大学も今後増えていくのでしょう。いずれにしても、大学は、今後、受験者の「選抜」から志願者の 「募集」へとシフト . . . 本文を読む
「日本版デュアルシステム」という施策を厚生労働省が実施しています。同省のHPでは、「「働きながら学ぶ、学びながら働く」ことにより 若者を一人前の職業人に育てる新しい職業訓練システム」と説明されています。
具体的には、高校生や未就職者、フリーターなどを対象として、たとえば週3日は教育訓練機関で座学、2日は企業で実習訓練といったように、1年から3年程度、座学と実習を並行的に進めることによって「一人前 . . . 本文を読む
慶応大学の学生が起業した株式会社オーシャナイズは、学生たちが無料でコピーができるサービスを展開しています。(>>「タダコピ」)
その仕組みは至極簡単。コピー機にセットする用紙(A4判)の裏面全面に、予め学生向けの企業広告を刷り込んでおく。企業から受け取る広告費は用紙1万枚につき40万円。これでコピー代がタダにできるというわけです。現在、都内の大学15キャンパスに「タダコピ」が設置されているそうで . . . 本文を読む
商工会議所がキャリア教育に取り組む例が全国で増えていますが、その中でも最先端を行くのが大阪商工会議所です。
県レベルでのキャリア教育の推進構想やプランを探している時、「大阪におけるキャリア教育推進プラン」という資料を見つけました。驚いたのは、プランの作成者に「大阪商工会議所」の文字があったことです。普通、こういうプランって、教育委員会が作るものですから。商工会議所が作るキャリア教育推進プランなん . . . 本文を読む
川崎市でキャリア教育に取り組むNPO法人「キーパーソン21」が、青森にキャリア教育のタネをまいてくれました。(社)青森青年会議所による仕掛けです。
夕べは、キーパーソン21の生みの親であり、代表理事を努める朝山あつこさんと、理事の谷中修吾さんによる講演会が行われました。「普通の母親」だった朝山さんが、なぜ学校でのキャリア教育の必要性を感じたのか、そこには朝山さんの子どもたちに対する熱い思いがあり . . . 本文を読む
今から3年前、村上龍の『13歳のハローワーク』(幻冬舎)という本が出ました。中学生向けに、いろいろな「好き」を入り口に514種もの職業を紹介する本。これは様々な意味で画期的な本だったと思います。
「13歳のハローワーク公式サイト」に、「P.S.明日のための予習」というコーナーがあって、その中で村上氏が現代の働き方の選択について6編のエッセイを記しています。
『13歳のハローワーク』は、既に存 . . . 本文を読む
子どものための職業体験型テーマパーク「キッザニア東京」がこの10月5日、東京・豊洲にオープンしました。テレビや新聞でもオープンの様子が華々しく報道されていました。子どもたちが、エンジニア、医師、警察官、消防士、新聞記者など「70種類以上」の仕事を体験できるテーマパークです。
もちろん、これは日本オリジナルのものではなく、モデルは意外なことにメキシコだそうで。米国でないのがおもしろい。というか不思 . . . 本文を読む
居酒屋チェーン「和民」で知られるワタミ株式会社の渡邉美樹社長の講演要旨を読みました(「産業あおもり」2006.9.30号)。以前から彼のインタビューなどを読む機会がありましたが、改めてタダものではないなと思いました。
小学校5年の時に父が会社をたたみ、一転して「貧乏」になったという渡邉少年は、その時に「社長」になることを決意したのだそうです。それで、「中学、高校時代は社長になるためにずっと準備を . . . 本文を読む
「アントレプレナー」とは、起業家、興行主という意味です。事業や会社を起こすことで、これまでなかった新しい価値を社会に提供する人として、近年特に注目を浴びています。
ところで、近代以前、ユーラシア大陸の東西に位置するヨーロッパとアジアの間には、陸路と海路の2本の大動脈がありました。陸路は中央アジアの砂漠地帯を横断するオアシスの道(のちに「シルクロード」と呼ばれます)、海路はインド洋、ペルシア湾を経 . . . 本文を読む