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カクレマショウ

やっぴBLOG

「24 TWENTY FOUR」セカンドシーズン&サードシーズン

2006-02-24 | ■映画
“クリフハンガー”的な終わり方に引っ張られて、続けざまに見てしまった「24」のセカンドシーズンとサードシーズン。相変わらず、「たった24時間」の出来事だとは思えないめまぐるしい展開。せっかく「重要人物」らしく登場してきても、数時間後にはすっかり「過去の人」ですから。例えば、サードシーズンで言えば、カイルとか「赤ちゃん」とかね。あ、「赤ちゃん」は次のシーズンにつながるのか。設定もそうです。例えば、「 . . . 本文を読む

「ホテルビーナス」のような映画が作られる時代。

2006-02-20 | ■映画
「ホテルビーナス」(タカハタ秀太監督、2004年)。フジテレビでやっていた草なぎ剛の番組「チョナンカン」から派生して生まれた映画だそうですね。彼がなぜ「韓国語」を学び、ペラペラに話せるまでになったのかは私はよく知りませんが、とにかくこの映画は、全編「韓国語」なのです。 ところで「韓国語」。本当は「韓国・朝鮮語」とでも言うべきなのでしょうか。NHKの韓国語講座が始まった時、政治的配慮から「韓国語講 . . . 本文を読む

“クリフハンガー”に乗せられる「24」

2006-01-21 | ■映画
今さら、という感じですが、「トゥエンティ・フォー」ようやくシーズン1の24回を見終わりました。 わざと中途半端な形で終わらせて、視聴者を続きが気になってしょうがない状態にすることを「クリフハンガー」と言います。まるで主人公が「崖」(クリフ)からぶら下がった(ハンガー)ままで終わるような…(実際、昔のドラマにはそんなシーンが多かったらしい)。米国では「最終回」のことをクリフハンガーと言うそうです。 . . . 本文を読む

大いなる期待はずれ…「THE 有頂天ホテル」

2006-01-16 | ■映画
「不自然さ」というのはもちろん人それぞれで感じ方が違うものです。映画についても同じで、設定がどんなに「あり得ない」ものであっても、ストーリー展開がどんなに荒削りであっても、人によっては全く不自然と感じない映画もあります。 三谷幸喜監督の最新作ですが、私はこの映画に大いに「不自然さ」を感じました。「グランドホテル」形式で、いろんな人物が次々と登場しては右往左往し、それぞれに問題を引き起こしながらも . . . 本文を読む

「Mr.&Mrs.スミス」─あの二人のためのコメディ(?)

2005-12-30 | ■映画
「ボーン・アイデンティティ」のダグ・リーマン監督ということで少し期待して見たのですが、う~ん、これはちょっとがっかりの映画でした。 ま、ブラピとアンジェリーナファンにとっては満足なのかもしれませんが、この二人のためだけの映画。それ以上でもそれ以下でもない。 二人が南米ボゴタで初めて出会い結婚してからの「5~6年」をカウンセリングでふりかえっていきます。ところが、前半、二人をはじめとする人物描写 . . . 本文を読む

「ソウ」─謎解きの楽しさ

2005-12-25 | ■映画
コワイな~、この映画。 「羊たちの沈黙」、「ハンニバル」に触発されて作られたのではないかと勝手に想像していますが、もっとシンプルで荒削りな作りになっているぶん、ゾクゾク感も大きい。調べてみたら、オーストラリア人の無名の若者2人(監督のジェームズ・ワン、脚本のリー・ワネル)が低予算で作った映画らしいですね。 舞台は薄汚い地下のバスルーム。鎖につながれた二人の男が目覚めるところから映画が始まります . . . 本文を読む

「キングコング」その2─これは古典ですから。

2005-12-18 | ■映画
この映画の舞台は1933年。1930年代の米国といえば、世界恐慌(1929年10月)によって大きなダメージを受けていた時代。失業者が街にあふれ、社会不安が増大していました。闇の世界ではギャングが暗躍する一方で、人々は映画や芝居といった娯楽にわずかな楽しみを見出していました。そんな社会背景が、前半、キングコングが登場するまでの約1時間で描かれていきます。 それにしても、見事に再現された1930年代 . . . 本文を読む

脇役もイカす「キングコング」

2005-12-17 | ■映画
今日から公開ということでさっそく19:30からの「レイトショー」で見てきました! 3時間20分という長尺物ですが、全く長さを感じさせない面白さでした。ピーター・ジャクソン監督、さすがに見せ所をよくわきまえていらっしゃる。 今回は、1933年制作のオリジナルをほぼ忠実にリメイクしています。主役である「野獣」キングコングに対して、「美女」アン・ダロウを演じたのはナオミ・ワッツ。なんといっても「マル . . . 本文を読む

「シャイニング」─あまりにも美しい「ホラー」映画

2005-12-09 | ■映画
勇気をふりしぼって、「シャイニング」を再度見てみました。 やっぱりこわいよ~。キューブリックじゃなければそもそも見たくない映画。私、ホラーものはまったく全然ニガテなのです。テレビで予告編見るだけでもうダメですから。 舞台は雪に閉ざされたロッキー山中のホテル。冬の5ヶ月間は閉鎖されるそのホテルの管理人として小説家志望のジャック・トランスが妻ウェンディと5歳の息子トニーを連れてやってきます。閉ざさ . . . 本文を読む

舞台「12人の優しい日本人」

2005-11-17 | ■映画
「12人の優しい日本人」がパルコ劇場で上演されます。1990年の初演以来、三谷幸喜率いる東京サンシャインボーイズが3度にわたって上演していますが、今回はキャストも一新してのリニューアル上演。キャストには、江口洋介、小日向文世、浅野和之、石田ゆり子、筒井道隆、生瀬勝久、温水洋一、山寺宏一他が顔をそろえるという豪華な顔ぶれです。 三谷氏が朝日新聞に連載しているエッセイ「ありふれた生活」に面白いエピソ . . . 本文を読む

キングコングとエンパイア・ステート・ビル

2005-11-06 | ■映画
雑誌「TITLE」の12月号のテーマは「映画で旅するニューヨーク。」 要するに、ニューヨークのレストランとかカフェとかホテルとかを舞台とした(あるいは舞台の一部になっている)映画を紹介するという企画です。 おもしろかったのは、「コングはなぜ、いつもスカイスクレーパーに登るのか?」というコラム。「キングコング」は、これまで何度か映画化されていますが、最初の作品は1933年。2年前に完成したばかり . . . 本文を読む

「パピヨン」その2─身体的な自由と心の自由

2005-10-08 | ■映画
最近、『ファウジーヤの叫び』という本を読んだのですが、確かにファウジーヤというアフリカ・トーゴからやってきた女性が米国の刑務所で受けた苦しみもわかります。しかし、時代が違うとはいえ、パピヨンが体験した牢獄に比べたら、まだマシかも!と思ってしまいました。それがどんなにすごかったかというと、こんな感じです。 パピヨンたち囚人は、専用船に乗せられて大西洋を渡ります。仏領ギアナに到着して、彼らが最初に放 . . . 本文を読む

「パピヨン」その1─あぁ…パピヨン!

2005-09-27 | ■映画
昨日触れた「スティング」はロバート・レッドフォードとポール・ニューマンという、当代きってのスターの共演あってこその映画でしたが、その頃の2大スターの共演といえば、同じ年(1973年)に公開された「パピヨン」も忘れられません。スティーブ・マックィーンとダスティン・ホフマン。「コンフィデンス」のダスティン・ホフマン見て、改めて年取ったなーと思いましたが、30年以上も前に作られた「パピヨン」では、たぶん . . . 本文を読む

「コンフィデンス」─コン・ムービーではあるけど。

2005-09-26 | ■映画
「マーズ・アタック!」で地球人の「信頼」を裏切り続けるむちゃくちゃな火星人を見て思い出したのが「コン・ムービー」です。 「コン・ムービー」とは、詐欺師を主人公にした映画。「コン」とは、"confidence game "の略。confidenceは「信用」とか「自信」という意味ですから、「信用」を利用して相手をだます「信用詐欺」ですね。というより、詐欺って、もともと「信用」がなければ成立しない犯 . . . 本文を読む

「マーズ・アタック!」─奥が深いB級映画

2005-09-25 | ■映画
現在公開中の「チャーリーとチョコレート工場」を作ったティム・バートン監督の1996年の作品です。ティム・バートンといえば、「バットマン」(1989年)、「シザーハンズ」(1990年)、「スリーピー・ホロウ」(1999年)、「PLANET OF THE APES/猿の惑星」(2001年)。そんなラインナップの中で、この「マーズ・アタック!」だけはちょっと異質かも。「ハリウッドの鬼才」があえて「B級映 . . . 本文を読む