カクレマショウ

やっぴBLOG

脇役もイカす「キングコング」

2005-12-17 | ■映画
今日から公開ということでさっそく19:30からの「レイトショー」で見てきました!

3時間20分という長尺物ですが、全く長さを感じさせない面白さでした。ピーター・ジャクソン監督、さすがに見せ所をよくわきまえていらっしゃる。

今回は、1933年制作のオリジナルをほぼ忠実にリメイクしています。主役である「野獣」キングコングに対して、「美女」アン・ダロウを演じたのはナオミ・ワッツ。なんといっても「マルホランド・ドライブ」の迫真の演技が記憶に残る女優ですが、今回は、キングコングとの切ないコミュニケーションを豊かな表情で演じています。彼女が愛する「人間」ジャック・ドリスコルは、エイドリアン・ブロディ。決してあからさまに「燃える男」ではないものの、危険を顧みずアンを救いに行く勇敢な脚本家役です。「戦場のピアニスト」で見せてくれた寡黙なキャラクターと同じで、このヒト存在感あるなーと改めて思いました。「戦場のピアニスト」といえば、ブロディ演じるピアニストをかくまうドイツ軍将校を演じていたトーマス・クレッチマンも、船長役で出ています。

アンやジャック、そしてキングコングの運命を変えてしまったそもそもの「張本人」である映画監督カール・デナムを演じるのはジャック・ブラック。映画作りにかける情熱は誰にも負けない。命よりカメラの方が大切なのかもしれません。爬虫類のような「目」がいい。

監督の助手役は、ご存知トム・ハンクスの息子コリン・ハンクス。父親そっくりです。船員役のジミーは「リトルダンサー」のジェイミー・ベル。ずいぶん大きくなりましたね。コックのランピーはアンディ・サーキス。彼は「ロード・オブ・ザ・リング」でCGで描かれたゴラムの動きを演じているのですが、今回もなんとキングコングの動きは彼によるものなのだそうです。「二役」を演じていることになりますか。

「ロード・オブ・ザ・リング」は高度なCG技術を駆使した映画でしたが、この映画でも、さらにCGによるスゴイシーンをたくさん見せてくれています。恐竜との競走のシーンやエンパイア・ステート・ビルの映像などは、「CGとはいえ」、そのあまりの迫力とスリルに、逆にリアルさを感じたほどです。

今日はとりあえず、キャスト紹介まで。続きはまた明日…。


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