雑誌「TITLE」の12月号のテーマは「映画で旅するニューヨーク。」
要するに、ニューヨークのレストランとかカフェとかホテルとかを舞台とした(あるいは舞台の一部になっている)映画を紹介するという企画です。
おもしろかったのは、「コングはなぜ、いつもスカイスクレーパーに登るのか?」というコラム。「キングコング」は、これまで何度か映画化されていますが、最初の作品は1933年。2年前に完成したばかりのエンパイア・ステート・ビルのてっぺんまでよじ登り、尖塔の上での複葉機との壮絶な戦い。そして、381mの高さから地上に墜ちていきました。
エンパイア・ステート・ビルは、米国の強さと美しさの象徴です。確かに美しさという点では、高さ競争を繰り広げたクライスラー・ビルにはちょっとかなわないかもしれない。でも、エンパイア・ステート・ビルが「男性的」なシンボルであることはまちがいありません。キングコングが美女をかっさらってこのビルによじのぼるのは「当然すぎるほど当然」(同雑誌より)だったのです。
「キングコング」第2作目は1976年。この時すでに、エンパイア・ステート・ビルは「世界一」の地位を奪われていました。1972年に完成した417mの高さを誇る世界貿易センタービルにナンバーワンの名誉を奪われてしまったのです。キングコングがこの時よじ登ったのは、エンパイア・ステート・ビルではなく、新しい米国の象徴である世界貿易センタービルでした。ツインタワーの屋上を文字通り「股にかけて」ファントム機をわしづかみにするコング。コングが乗っかってもびくともしなかったこのビルは、しかし、その25年後にオサマ・ビン・ラディンという一人の男によっていとも簡単に崩れ落ちてしまいます。
そして、今年、ピーター・ジャクソン監督の手による3作目の「キングコング」が公開されます。舞台を1930年代に設定しているとのことで、キングコングは再びエンパイア・ステート・ビルに挑戦するのだそうです! 「ロード・オブ・ザ・リング」と同じように、「見たことのない世界」をCGを駆使してリアルに表現してくれることはまちがいないと思いますが、キングコングがよじ登るエンパイア・ステート・ビルに、今度はどんな意味が込められているのか、そっちの方も楽しみです。
要するに、ニューヨークのレストランとかカフェとかホテルとかを舞台とした(あるいは舞台の一部になっている)映画を紹介するという企画です。
おもしろかったのは、「コングはなぜ、いつもスカイスクレーパーに登るのか?」というコラム。「キングコング」は、これまで何度か映画化されていますが、最初の作品は1933年。2年前に完成したばかりのエンパイア・ステート・ビルのてっぺんまでよじ登り、尖塔の上での複葉機との壮絶な戦い。そして、381mの高さから地上に墜ちていきました。
エンパイア・ステート・ビルは、米国の強さと美しさの象徴です。確かに美しさという点では、高さ競争を繰り広げたクライスラー・ビルにはちょっとかなわないかもしれない。でも、エンパイア・ステート・ビルが「男性的」なシンボルであることはまちがいありません。キングコングが美女をかっさらってこのビルによじのぼるのは「当然すぎるほど当然」(同雑誌より)だったのです。
「キングコング」第2作目は1976年。この時すでに、エンパイア・ステート・ビルは「世界一」の地位を奪われていました。1972年に完成した417mの高さを誇る世界貿易センタービルにナンバーワンの名誉を奪われてしまったのです。キングコングがこの時よじ登ったのは、エンパイア・ステート・ビルではなく、新しい米国の象徴である世界貿易センタービルでした。ツインタワーの屋上を文字通り「股にかけて」ファントム機をわしづかみにするコング。コングが乗っかってもびくともしなかったこのビルは、しかし、その25年後にオサマ・ビン・ラディンという一人の男によっていとも簡単に崩れ落ちてしまいます。
そして、今年、ピーター・ジャクソン監督の手による3作目の「キングコング」が公開されます。舞台を1930年代に設定しているとのことで、キングコングは再びエンパイア・ステート・ビルに挑戦するのだそうです! 「ロード・オブ・ザ・リング」と同じように、「見たことのない世界」をCGを駆使してリアルに表現してくれることはまちがいないと思いますが、キングコングがよじ登るエンパイア・ステート・ビルに、今度はどんな意味が込められているのか、そっちの方も楽しみです。
前作のキングコングは涙涙だった覚えがあります(笑)
私が昨年見た映画の中で、5本の指に入る『スクールオブロック』のジャックブラック主演ということでもとにかく楽しみです。
確かに、キングコングは悲しい物語ですねー。定番的な物語ですけど。
今度のリメイクもどんな味付けになっているか、私も楽しみです。