遊びと学び,創造の基地・山のあしおと小学校

冒険,遊び,仕事,学習,生活全般を学ぶ、子ども達のための私設小学校

平和記念館見学・・・平和公園にて・後

2007-03-26 17:58:01 | 山のあしおと小学校
 広島へのこだわり

 午後からは館内の見学,ガイドさんは自らの被爆体験を交えながら案内して下さった。『どうしても自分の感情が入ってしまう・・・,』と、気にしておられたが、熱のこもった説明でむしろその方が生々しく、貴重な体験談を伺うことが出来た。


 今年は散々迷った末に広島行きを決めた。北海道や東北,あるいは熊野古道等,様々な場所やコースを検討し、昨日地震があった能登半島も候補の1つだった。
 迷ったのは、呼びかけの対象がほとんど去年のメンバーの周辺に留まり、連続して同じコースを廻ることにためらいがあったからである。
 ところが、今回参加した2人は『電車に乗るのが好きだからどこでもいい』と言い、『宮島の水族館』に行って、帰りに『お好み焼き』を食べたいから、広島でいいと言う。
 加えて、知り合いの家屋を借りることが出来るという利点と、何よりも『ひろしま』へのこだわりから、今年のコースを決めた。

 資料室にて
 今年で3年連続の広島行きで、参加者は一昨年,7名,昨年は3名,今年は2名と数字だけ見ればじり貧であるが、それは問題ではない。
 今回参加の2人にとっては昨年と同じ平和記念館の見学であるが、今ひとつ反応が弱かった昨年に比べると、今年は積極的に、熱心に見ていた。もし来年来ればまた違った反応を見せるかもしれない。
 つまり、それは『ひろしま』は『一度見て』おけばいいところではないと言うことを示しているのかもしれない。 
 自分に引き換えてみても,去年は何気なく通り過ぎてそこあったことさえ印象になかった展示物の前で釘づけになり、何故気づかなかったのかと思うことが何度もあって、それは去年もそうだった。展示物が変わっていることがあるにしても、何十回と訪れている者にとっても見尽くせないものが、ここにはあるということなのだろう。

 お目当てはこれ!・・・サファイア・スペシャル

 平和公園での学習を終えて今夜と明日の食材の買出しを済ませた後は、廿日市駅前の『味のサファイア』へ直行! 目当てはもちろんお好み焼き。全国あちこちにある『広島風~』ではなく『広島』のお好み焼きそのもの。鉄板で熱々をフーフー言いながら食べるのが楽しみだったのだ。
 メニューは、生エビ,生イカ,肉,卵,天カス,うどん入りのサファイ・アスペシャル。カウンターに陣取って2人で1枚分をきれいに平らげた後は、常連のおじさん,おばさん達と意気投合して談笑。すっかり人気者になった。
 
 この日,佐伯FHCの小形さん,藤井さん,知さんも集合して山行計画や夏山合宿のことを話した。

22512日&168日目~平和公園にて・前

2007-03-26 11:19:45 | 山のあしおと小学校
 核の時計
 3月26日(月)
  
 6:30起床。野菜たっぷりの味噌汁と目玉焼き,サケ,ナットウの朝食。2人の食事は相変わらずゆっくりでたっぷり1時間はかかる。
 今日は平和記念館のボランティアガイドさんの案内で、公園の碑めぐりと記念館での学習に一日を費やす予定。車を借りて10時前に出発。
 昨年,一緒に歩いてくれた知子お姉さんが今年も同行してくれることになり、1年ぶりに再会する。
 写真は記念館の中にある核の時計。上の数字は1945年8月6日からの日数で、22512日目。下の数字は、直近の核実験が行われてからの日数で、昨年の北朝鮮の核実験から168日目を表す。

 嵐の中の母子像

 公園の桜
 平和公園の桜はほとんどが咲き始めたばかり。中に1本だけ3分咲きくらいの木があり、その花の下で車座になって弁当を広げている一団があった。
 今日の広島は快晴。陽射しは暖かだが、なぜか信州のそれよりも風を冷たく感じる。

 原爆ドームを背に

 折鶴を折って・・。
 折鶴を折ってブースに入れる。正晴君は4連の鶴を折り始めた。4連の折鶴は、1枚の紙に4分割するきり目を入れ、それを切り離さず真ん中でつながったままに
しておいて、それぞれの四角い紙で鶴を折る。
 時間がかかるのでゆっくり折ってもらうことにして先に出発点に帰る。ガイドして頂いた方とはここでお別れのあいさつ。


 桜の下でお弁当 
 3分咲きの桜の木の下がちょうど空いたのでここで弁当を食べる。知子姉さんがおにぎりをいっぱいつくって持ってきてくれた。卵焼きも。感謝,感謝!
 空がどこまでも青い!

 午後からは館内の見学,ガイドさんは自らの被爆体験を交えながら案内して下さった。『どうしても自分の感情が入ってしまう・・・,』と、気にしておられたが、熱のこもった説明でむしろその方が生々しく、貴重な体験談を伺うことが出来た。