遊びと学び,創造の基地・山のあしおと小学校

冒険,遊び,仕事,学習,生活全般を学ぶ、子ども達のための私設小学校

ニリンソウの群生地

2006-04-23 17:41:49 | 暮らし
 峠から青木側に少し下った所にニリンソウの大群生地がありますが、まだまだ冬枯れのままでした。
 全国から花の便りが毎日のように届いて来ますが、保福寺峠下のニリンソウが咲くのはもう2週間くらい先ではないでしょうか・・・。
 
 四賀村から青木村に行くには国道143号で会吉トンネル,青木トンネルを越えて行くのと保福寺峠越えの2通りのルートがあります。
 四賀村と青木村の境界には、保福寺峠~二つ石峰~入山~御鷹山~滝山~三ツ頭と南北に連なる1300m~1600m級の山塊があります。
 この山塊の西側を北進しながら時計廻りに青木村に廻りこむのが前者,保福寺峠を越えてから山塊の東側を反時計廻りに北進して青木村に至るのが後者で、青木村役場までの距離はどちらを廻ってもほぼ29kmです。
 前者がうねうねと山腹につけられた道を黙々と走るのに対して、後者は峠を越えて少し下ると行く手に大明神岳,天狗岳などの上田~青木村方面の山が見え、やがて夫神岳とともに青木村の集落も見えて来て目的地をハッキリ視認しながら走れるのが特徴です。また、東山道の茶屋の跡などの史跡が随所にあって楽しめます。

保復寺峠・ウエストン碑

2006-04-23 17:39:18 | 暮らし
 4月29日の夫神岳登山に備えて保福寺峠の道を調べに行きました。
 4月21日開通の予告の通り、道は落石や土砂崩れがきれいに整備され、雪で傷んだところはアスファルトで補修されていました。
 松本市岡田から稲倉峠経由で四賀村に出て保福寺峠越えで上田に至る道は『東山道』と呼ばれる重要な道でした。
 この道を上田から逆に入ったウエストンが初めてアルプスを見て絶賛したのが保福寺峠で、その碑が峠に設けられています。(写真)

伴久美子・『夜店の歌』

2006-04-23 03:18:20 | 私・あなた・世界&シニア便
 4月17日,深夜便の『日本の歌・心の歌~幼き日の歌,懐かしの童謡歌手』で伴久美子の花影を聴き、1ヶ月前の川田正子の花影に続き、時を経ずして2人の故人の花影を聴く機会を得た。
 この夜の花影は少し大人びた声で、おそらく中学生くらいの時の録音ではないかと思われるが、伴久美子の花影にはもう少し幼い時の音源を聴いたことがあるような気がする。川田正子の花影もいいが、それ以上によかったと思った記憶がある。
 もう1曲の『おぼろ月夜』共々,まっすぐな歌い方で好感が持てる。
 
 伴久美子は私が年少の頃から好きだった唯一の子どもの歌手である。と言っても知っていたのは『夜店の歌』だけで他にどんな歌を歌っていたのかは知らない。
 
 幼いあのころ父さんと いっしょに夜店に行ったっけ
 三角帽子のおじさんが 舌切り雀のあめ細工 あめ細工
 
 はぐれてあの子が泣いている ブリキのおもちゃを握ってた
 夜店の明かりはアセチレン 何だかさみしいあの匂い あの匂い

 ・・・,と言う歌である。
 もう一節,うっかり離した風船は 今でも夜空にあるような あるような
で終わる歌詞があるのだが、前半部分が思い出せない。
 あるいは2番と3番がごちゃ混ぜになっているかもしれない。
 『夜店の明かりはアセチレン 何だかさみしいあの匂い~』のフレーズは縁日の中の子どもの頃の自分を思い出させる。アセチレンの匂いは縁日を象徴するとともに時代を象徴する匂いでもあった。ゆえにこのフレーズには心を鷲づかみにされるのである。
 
 この歌は、幼い子どもが幼い頃の思い出を歌うと言う,内容的には童謡とは言えない大人の歌あるが、それがちっとも不自然に感じられないのは彼女の声が、歌詞の内容にぴったりマッチしていたからであろう。不思議にして印象的な歌で子ども心にも魂を揺さぶられた。
 
 伴久美子は子どもながら独特の哀調を帯びた声の持ち主で、当時の童謡歌手のイメージとはまるで違っていた。特にこの『夜店の歌』を歌う伴久美子は、声だけでなく歌唱力,表現力どれをとっても『童謡歌手』と言うより『歌手』そのものであったと思う。
 『ネコ踏んじゃった』,『おぼろ月』,『小さい秋見つけた』,『笑いカワセミに話すなよ』等,よく知られた歌の他に『モグラコオロギ』,『イワン・イワノヴィッチ・イワノフさんとイワン・イワノヴィッチ・イワノフさん』などの面白い歌がある。
 1985年,43才の若さで没す。

新雪60cm,風速20m・・・,北アルプス・春山情報

2006-04-23 02:04:07 | アルプス
 一昨日からアルプスに入っている俊明君と昨夜連絡が取れたのでアルプス情報を入手することができた。それによると・・・,
 昨日の朝,八方尾根から唐松岳を目指すも60cmの新雪と18~20mの烈風に阻まれ、撤退を余儀なくされたとのこと。 
 
 昨日朝の北アルプス,後立山連峰は美しかった。とりわけ爺が岳,鹿島槍が岳はまっさらな雪をまとってぞっとするほどきれいだった。
 一昨日は大町で5cmの積雪,この辺りでも小雪が舞ったくらいだから山にはかなりの積雪があっただろうとは思ったが60cmとは驚きだ。わかんを持たずに行って相当苦労したらしい。今日は雨の予想なので帰京するとのこと。
 
 佐伯FHCは栂池から上がることに決めたらしい。『大池まで行って様子見だネ』とはじゅんちゃの意見。さて、どうしたものか・・,ちょっと気分が重い。