経済の節目が少し変わってきたように感じる。もちろん、劇的に変わってきたというわけではない。ほんの少しである。通貨だが、これまで一貫して対米ドルに対して、上げ続けてきた通貨が下げに転じた。中国人民元、韓国ウオン、タイバーツ、インドネシアルピアと言った中国と深い経済的な結びつきを持つ国々の通貨である。もう一度言ううが、これまで上げ続けてきたので、少し下がることはこれらの国の経済にとっては心地よいかもしれないが、これからは下落圧力が強くなるかもしれないということである。東京市場をはじめ世界の株価市場が少しだけ下落に転じた。多くの専門家・評論家は調整局面と言うだろうが、これが契機に大幅な下げに転じる可能性もある。アメリカ国債は買われて、金利が低下している。金は比較的に安い。金に飛びつくほどの経済悪化ではないからだ。原油も40ドル/バーレルそこそこで多くの人にとって、心地よい水準かもしれないが、安定的ではない。日本をはじめ、世界中が再びコロナに怯え始めている。(くちなし亭、2020.11.20)
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