老後はどこで暮らすのが良いか。私などは当然、南の国と答える。暖かいからだ。ただ、今年の夏は暑すぎて、熱中症にもかかってしまったので、夏は涼しい高原。冬は暖かい沖縄というのが理想かもしれない。しかし、世界ではどうもそう考えない。フランス資産運用大手ナティクシス・インベストメント・マネージャーズが公表した2019年版の「世界老後指数」ランキングで、北欧のアイスランドが首位となった。2位、3位もスイス、ノルウエーと北の国、高地の国と寒い国が並ぶ。老後について、どのように考えるかということだが、もはや気候というのは横に置いて、医療だとか、年金資金が潤沢かどうか、つまり、政府債務が大きくないかが問われているようである。北の国では凍えそうではないか。特に北海道の冬を経験している私は雪の処理など、口では言い表せない苦痛が思い出されるので、“なぜ”と思うのだが、アンケートに答えた人はぬくぬくと暖炉で暮らす快適さだけを思い浮かべたのかもしれない。(くちなし亭、9月29日)
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