日韓貿易摩擦の象徴ともいえる日本からのフッ化水素の輸出管理の強化だが、貿易統計によれば、7月は前月比83%減の479トン、8月は輸出量が0であったことが分かりました。8月末に一部の輸出許可を出したが、サムスンやSKが必要とする量にはとうてい及ばない状況のようです。そもそも、なぜ、輸出管理の強化をしたのかというと、サムスンやSKが半導体などの製造工場を中国に造った際、日本製フッ化水素も中国に渡り、そのまま、中国企業に横流しされたことが大きいようです。サムスン電子は中国の西安市に140億ドルもかけて、半導体製造工場の増設工事を進めています。当然それはフアーウエイなどの中国企業に提供されるので、フアーウエイの巨大化を心配するアメリカの神経に触ることになりました。韓国企業はいろいろな工夫や節約、韓国産や中国産のフッ化水素の利用なので、しのいでいくしかないのですが、少なくとも不良品の割合が高くなることは間違いありません。ラグビーワールドカップの開会式に安倍首相と同じ貴賓室にサムスンの副会長もいたということですから、何かしらの裏工作があったかもしれません。(くちなし亭、9月28日)
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