マンションの郵便受けのダイヤル操作さえ、難渋している私である。家に金庫を置いて、月日が経ち、開けられなくなることは眼に見えている。だから、金庫は置かない。テレビでは、古びて開けられなくなった金庫を開ける名人が何十時間もかけて、開ける番組があるが、何の変化もない状態をこちらも1時間近く見入ってしまう。よくマラソンを見ている私に、家内がよく、飽きもせずに、同じ画面を見ていると揶揄されるが、金庫開け番組を見入る私も、同じようなものだろう。さて、金庫を持てば、その中に現金や大切な宝石、書類などを入れたくなる。強盗や泥棒側から見れば、そこに宝物が詰まっていることは一目瞭然である。確かに、重いというのはネックはあるが、それさえクリアすれば、泥棒たちにとって、こんなに便利な物もない。唯一有効なのは耐火性という特徴だけである。愛知県警生活安全総務課によれば、いわゆる金庫泥棒が増えているそうだ。今年10月までに現金1000万円以上盗まれた事件9件のうち4件は金庫ごと盗まれている。そもそも、強盗にあい、脅かされて、金庫を開けさせられれば、どんなに頑丈な金庫でも同じことだと専門家は言う。(くちなし亭、2020.11.15)
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