12月12日はイギリス下院の総選挙である。EUからの離脱問題がごたごたして、なかなか決着しない状態に、世界はうんざりさせられているのである。今のところ、EU離脱を掲げるジョンソン首相率いる保守党が優勢である。とりあえず、ジョンソン首相にはEUとの間に離脱合意案がある。保守党が勝利すれば、いわゆる「合意なき離脱」は回避されるので、世界経済にとっては一安心である。しかし、イギリスのことなので、結果がどうなるか分からない。仮に、保守党の議席が過半数に届かなかったり、労働党や離脱反対派が議席を伸ばして、混乱が高まれば、これはイギリスだけの問題ではなくなる。それでなくても、イギリス議会の混乱は、今年の4月以降、絶え間なく続き、それとともに、世界経済はイライラを募らせてきたのである。事の始まりのEU離脱を決めた国民投票の時には、どちらになるか、世界は固唾をのんで注目していたのだが、今となってはどちらでもよい。早く決着してくれという気持ちだ。(くちなし亭、12月11日)
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