最近、少し疑問に思っていて、いまだ、解決を見ていない問題がある。それは住宅ローンの分割返済を元利均等で返済していったとき、途中で、一括返済すると、金利分を先に払っているので、戻り金がある。ただ、金融機関との間の契約で、そのようなケースでは違約金を払わなければならないので、得になったり、損になったりすることがある。そこで、一時はやっていた2段階固定金利の場合である。住宅金融公庫などが推進したゆとりローンなどが有名である。これは例えば最初の10年間を安い金利で、後半の10年間をより高い金利で、返済するプランである。最初は元金も大きいので、安い金利のほうが助かる。逆に、その期間が終われば、返済額も大きくなるので、たまたま、この時期と子育てなどが重なると、家計は大変になるというものである。で、一括返済、または、借り換えの勧めである。2段階固定金利の後半の金利は、大方、現在の市場金利に比べて、かなり高い。保険の逆選択のようなもので、良いとこ取りをすることができれば、支払金利分も大きく変わる。まあ、これも、先ほどの違約金との関連もあると思うが、住宅金融支援機構の場合には、それほどのペナルテーは無いのではないかと見えるのである。
Y-FP Office Japan
Y-FP Office Japan