シリア情勢の緊迫化に伴い、世界の資本の流れが新興国からヨーロッパや日本と言った安全市場へと移り始めている。ロイター電によれば、28日までの1週間で新興国債券ファンドから20億ドルの資金が流出した。流出は14週連続で、6月以降で最大の流出となったというのである。一方、欧州株式ファンドへは13億ドルの資金が流入した。流入は9週連続。さらに日本株式ファンドには2億ドルが流入したという。さて、今回の緊迫化は人為的なものである。日本の大震災や世界の大洪水、干ばつなどとはわけが違う。人の意思によって、作られたものである。この、ある人達の意思によって、お金の流れが予測できるとしたら、その人達の意思によって、世界経済が左右されると言うことにもなる。あるいは、こそくな表現を使えば、一部の人達は間違いなく大儲けが可能だと言うことである。人の不安感を利用した大儲けである。
Y-FP Office Japan
Y-FP Office Japan