ピカソ・マニマニア

ピカソの91年を 詩にしました。
カテゴリーのピカソを クリックして下さると 嬉しいです。

” チャーリーとの旅 "  ジョン・スタインベック著

2020-09-15 00:48:29 | 

 

”怒りの葡萄”(39)、”エデンの東”(52)等で有名な ジョン・スタインベック(1902-1968)が   愛犬チャーリーと共に アメリカ一周の旅に出た記録です。

チャーリーは大型の誇り高きオスのプードル犬。

スタインベックは58才でした。

 

    

ドン・キホーテの愛馬の名をとった ロシュナンテ号と名付けた 特注のトラック仕様のキャンピングカーに乗って。

 

   

9月初めにコネチカット(ニューヨークの隣)を出発、全1600kmを 4か月かけて走行。

ナイアガラの滝には寄っても イエローストーン公園はパス。

 

ロッキー山脈の大分水嶺を跨いだり モンタナ州その名に恋していたり

テントを張ったり モーテルに泊まったり

生まれ故郷のサリーナス(サンフランシスコの近く、エデンの東の舞台)に寄るも失望したり。

 

道中の人とのふれあい等に スタインベックの良心が垣間見えます。

 

時代は1960年なのに 今現在の旅のようです。

 

アメリカの北部は もうこの当時から 産業大型トラックが道路を席巻していて ロシナンテ号は一応トラックなので その間に挟まれての走行では緊張のあまり景色を楽しむ間もなかったそう。

 

南部ではニューオーリンズで 白人しか入れなかった小学校に 黒人の女の子が二人通うようになった。それに抗議するチアリーダーと呼ばれる女性たちの醜さも目撃する。 

有名なバスボイコット事件はその5年前

キング牧師の有名な演説は 3年後。

 

アメリカの地図を片手に ゆっくりと楽しみながら読みました。

国道が載っている地図が欲しいと思いました。

 

J・スタインベックがノーベル文学賞を受賞するのはこの二年後です。

 

      by  風呼     

 

 

 

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
«  二度あるのに 三度ない | トップ |  高架下に緑を植えよう »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

」カテゴリの最新記事