ピカソ・マニマニア

ピカソの91年を 詩にしました。
カテゴリーのピカソを クリックして下さると 嬉しいです。

『 破軍の星 』  北方謙三著

2023-03-02 16:37:43 | 

南北朝時代、後醍醐天皇の命で 十六才で陸奥守に任じられた 公家出身の北畠顕家の短くも潔い生涯が描かれています。

1318年、北畠親房の長男として生まれ、幼少時からまれにみる天才とうたわれた。奥州をまとめ、任を全うしかけるも 度々の後醍醐天皇の無理難題な要請で足利尊氏と戦うことになる。

     

わずか80騎を7万の敵に囲まれ20才で討ち死にします。

死を決意した1週間前に 後醍醐天皇宛に 新政の失敗を諫める ”北畠顕家上奏文” をしたためています。


南北朝時代は良く分かっていなかったので 読了に苦労しました。

北畠顕家以外の武将も敵味方を問わず魅力的に描かれていますが 新田義貞だけは良く分からなかった。



破軍の星とは 北斗七星の七番目の星で 柄杓の柄の先端に位置することから
陰陽道ではこの星の指す方角を凶とするそうです。


尊氏の擁した北朝の天皇は 歴代天皇にカウントされないのね。


     by   風呼
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 片岡仁左衛門さん 『 亀山の... | トップ | 証明写真 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

」カテゴリの最新記事