ピカソ・マニマニア

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『 裏表太閤記 』 再び  於・歌舞伎座

2024-07-27 02:47:34 | 観劇
  孫悟空     鈴木喜多頭重成      豊臣秀吉

全部 幸四郎さんです。
最初 秀吉以外は幸四郎さんとは気づかなかった。
声色も全く違います。
  
 
14日に見たのですが あんまり面白かったので もう一度行きました。

いつもは三階席ですが 今回は大奮発して 一階、それも花道脇です。
すぐそばで見たかった。
大正解です。


物語りはこう
信長に攻められ自害した松永弾正(中車)は 他家に出した実子明智光秀に仇を取って欲しいと言い残す。
所は本能寺、信長の不興をかった光秀は馬盥で酒を呑まされその上 眉間まで割られるという叱責を受ける。折りから使者に託された 父からの源氏の白旗を受け取り 信長を自刃に追い込む。

光秀の追手は 遊興に耽る織田信忠(巳之助)にまで。信忠はお通(右近 )に 二人の間の子、三法師を連れて逃げ 秀吉の元に身を寄せるよう頼み 自分は討たれて死ぬ。

信長の死を知った秀吉は 攻めあぐねていた備中高松城と軍司の鈴木重成(幸四郎)の首と引き換えに和睦する。

   
   老人まで戦に駆り出される窮地の高松城。
   寿猿さん、94才だそう。

   
秀吉との和睦に失敗し、父に勘当され家の様子を窺う鈴木孫市(染五郎)


秀吉は お通・三法師・孫市と共に急ぎ帰路につく。


信長の孫、三法師を探す光秀の追手が 一階、二階の客席にまで。


さあここからが最大の見せ場

   
本水が威勢よく落ちてくる大滝で 秀吉(幸四郎)光秀(松也)孫市(染五郎)の大立ち回り。  楽しそう~ 。 涼しそう~。


天下を手にした秀吉の 孫悟空になった夢。
   
金瓢箪を手にして 天帝から授かった日の本の国に向かう 孫悟空。
待ってましたの 宙乗りです。

   
飛べない豚はただの豚。
この後、猪八戒も どっこいしょ 宙乗りです。
沙悟浄は泳いで後を追います。


目が覚めた豊臣秀吉は 戦に手柄があった者たちと三番叟をまいます。
私は この迫力ある舞をまた見に来たのです。

   
それぞれ 剣方喰(けんかたばみ 宇喜多秀家)は染五郎、蛇の目(加藤清正)は巳之助。千成瓢箪(秀吉)の幸四郎、加賀梅鉢(前田利家)の松也、一文字に三ツ星(毛利元就)は右近、の家紋を見せながらトントンどんどんの大迫力。

千穐楽、赤い衣装の幸四郎さんの後方で観劇。



  満足満足の    
        風呼  でした。   7月24日観
 




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