ピカソ・マニマニア

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滝田栄さん  週刊文春『新・家の履歴書』

2010-08-03 11:39:54 | 日記


等身大の不動明王像です。

滝田栄さんの作。

アメリカのアフガン侵攻で 息子さんの学友が犠牲になり 怒りと哀しみで 3年がかりで彫り上げられました。

30年前に八ヶ岳に家を持たれ 現在は俳優業の傍ら 仏像彫刻と座禅の日々を送っていらっしゃるそうです。

心臓の弱かったお母さまが 成田山に願を懸けて 命がけで御自分を生んで下さったという 縁がおありです。


不動明王は 火生三昧(かしょうざんまい)といって 人間界の煩悩や欲望が 天界に波及しないよう烈火で焼き尽くす世界に住んでいます。

煩悩を抱える 最も救いがたい衆生も 力ずくで救う為に 忿怒の姿をされているそうです。



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象のジャンボ  8月の動物園

2010-08-03 00:19:15 | 詩作


平成10年頃の詩です。

ジャンボの死の直前です。




 象のジャンボ


象の寿命は60年。

午後3時に運動場から
室内に戻るのが日課です。

恩賜上野動物園の象4頭は
それから8時間かかって
1頭あたり
200キログラムの餌を
食べ続けるのです。

今年56才になる
ジャンボ小母さんの部屋だけは
空調が入っているので
ガラス張り。

木のバーに鼻を休めて

「生きてるだけって
 疲れるのよね」

小母さんの溜め息で
曇るガラスです。




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