70年代の名物デュオ、ロギンス&メッシーナのケニー・ロギンスの解散後、出したソロ第1作です。どっちかとわずとも西海岸的なオプティミズムが持ち味と思われていた彼ですが、初めてのソロ・アルバムで、タッグを組んだのはなんと当時フュージョンの分野で花形だったボブ・ジェームスだったんですねぇ。なにしろ次の「ナイトウォッチ」が大名盤だったので、今じゃこちらは忘れられ作品気味ですけど、個人的には「ナイトウォッチ」に勝とも劣らない作品だと思ってます。
まぁ、どちらがケニー・ロギンスらしい作品か....ということになれば、答えは出たようなもんですが、ボブ・ジェームス、プロデュースによるフュージョン系AORアルバムという意味では、実に素晴らしい仕上がり。当時のホブ・ジェームスのアルバムのメンツをそっくり連れてきたような豪華なメンツを従えての、ゴージャズきわまりないサウンドは、ケニー・ロギンスのハイ・トーンな声に意外にもマッチして、個人的には発売当初からの愛聴盤でした。どういう訳か、今までCDを持っておらず、本日やっと入手できたんで、けっこう久しぶりに聴いた訳ですが、やはりいいです。
収録曲は一曲目の「Lady Luck」のみ、バラライカ風なマンドリンがフィーチャーされて少しエキゾチックですが、残りの9曲は前述の通り極上のAORで、現在聴いてもあまり古くさくなく、むしろ格調高さすら感じられる音楽になっているのは、やはりボブ・ジェームスのアレンジ、プロデュースの賜でしょう。中でもいいのが8曲目のタイトル曲でしょうか。ゴスペル風な曲ですが、タイトルを交えたコーラスが繰り返される度に音が厚くなっていくアレンジも秀逸なら(なんせリチャード・ティーのピアノとエリック・ゲイル呼んできてますから)、ロギンスのパッション溢れる歌声素敵で、けだし白人ゴスペルの最良の形といった感じでしょう。実に感動的です。また、エリック・ゲイルのギターのみをバックに歌ったラスト・チューン「You Don't Know Me」のジャジーなセンスも当時のロギンスには背伸び気味だったでしょうが、しっかりと歌い込んでます。ついでに書けば2~4曲目あたりは、おそらくスティーリー・ダン当たりと並んで、70年代後半のAORの究極ともいえる完成度ですね。ひたすら気持ち良く、サウンドも完璧に作り込まれていて全くスキがないです。ひょっとすると、カラオケで聴いてもそれなりにフュージョンとして楽しめてしまうんじゃないですね、ここまでやれば....。
ちなみにボブ・ジェームスは、前述のとおり次の「ナイトウォッチ」でもプロデュースを担当していますが、こちらはレギュラー・バンドを従えての録音で、音楽的にもケニー・ロギンス本来の持ち味であるウェストコーストっぽさとか、ポップロック的なメリハリなどを重視して、その後の「フットルース」(83年)の路線にシフトしかけていますから、やはりこの作品のまさにボブ・ジェームスとのコラボレーションとしかいいようがない仕上がりは、やはり一期一会だったというべきでしょう。
まぁ、どちらがケニー・ロギンスらしい作品か....ということになれば、答えは出たようなもんですが、ボブ・ジェームス、プロデュースによるフュージョン系AORアルバムという意味では、実に素晴らしい仕上がり。当時のホブ・ジェームスのアルバムのメンツをそっくり連れてきたような豪華なメンツを従えての、ゴージャズきわまりないサウンドは、ケニー・ロギンスのハイ・トーンな声に意外にもマッチして、個人的には発売当初からの愛聴盤でした。どういう訳か、今までCDを持っておらず、本日やっと入手できたんで、けっこう久しぶりに聴いた訳ですが、やはりいいです。
収録曲は一曲目の「Lady Luck」のみ、バラライカ風なマンドリンがフィーチャーされて少しエキゾチックですが、残りの9曲は前述の通り極上のAORで、現在聴いてもあまり古くさくなく、むしろ格調高さすら感じられる音楽になっているのは、やはりボブ・ジェームスのアレンジ、プロデュースの賜でしょう。中でもいいのが8曲目のタイトル曲でしょうか。ゴスペル風な曲ですが、タイトルを交えたコーラスが繰り返される度に音が厚くなっていくアレンジも秀逸なら(なんせリチャード・ティーのピアノとエリック・ゲイル呼んできてますから)、ロギンスのパッション溢れる歌声素敵で、けだし白人ゴスペルの最良の形といった感じでしょう。実に感動的です。また、エリック・ゲイルのギターのみをバックに歌ったラスト・チューン「You Don't Know Me」のジャジーなセンスも当時のロギンスには背伸び気味だったでしょうが、しっかりと歌い込んでます。ついでに書けば2~4曲目あたりは、おそらくスティーリー・ダン当たりと並んで、70年代後半のAORの究極ともいえる完成度ですね。ひたすら気持ち良く、サウンドも完璧に作り込まれていて全くスキがないです。ひょっとすると、カラオケで聴いてもそれなりにフュージョンとして楽しめてしまうんじゃないですね、ここまでやれば....。
ちなみにボブ・ジェームスは、前述のとおり次の「ナイトウォッチ」でもプロデュースを担当していますが、こちらはレギュラー・バンドを従えての録音で、音楽的にもケニー・ロギンス本来の持ち味であるウェストコーストっぽさとか、ポップロック的なメリハリなどを重視して、その後の「フットルース」(83年)の路線にシフトしかけていますから、やはりこの作品のまさにボブ・ジェームスとのコラボレーションとしかいいようがない仕上がりは、やはり一期一会だったというべきでしょう。
突然で恐縮ですが、Musical Baton なるもののトラックバックを送らせていただきました。
興味があればご覧下さい。
ただ、私、Bolg上に5人も仲間居ないんですよね~(笑)。あっそうそう、望さんのBlogをうちからブックマークさせていただきした。悪しからずご了承くださいませ~。