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音楽全般について 素人臭い能書きを垂れてます
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R&S Ambient Classics / various artists

2008年09月13日 22時59分34秒 | ROCK-POP
 このところ自宅ですっかり「パソコンおじさん」しているせいなのかどうかわからないが(笑)、そういう作業をしているよく聴くのが、テクノ....それもアンビエント系である。夜にパソコンにソフトをインストールしたり、設定をいじくったりしている時に、こういう音楽をあまりうるさくない音量で流していると実にいい、作業がはかどるような気がする(実は全然はかどってないんですが-笑)。私はテクノ系の音楽というと、実は70年代後半の創生期の頃から付かず離れずくらいのスタンスで聴いているのだが、「アーティスティックな記名性があるテクノ」という点でいうと、80年代のアート・オブ・ノイズ、ソウル・トウ・ソウル、せいぜいスクエアプッシャーあたりで終わっているような気がする。どうもデトロイト・テクノだとか、アンビエント・テクノみたいな音楽は、あまりに刹那的に量産され、かつどれもそれをつくるアーティストの記名性が、テクノ的なスタイルを追い越せず、結局、やけに匿名性の高いテクノ村みたいなものが形成されているようなところがあると思うのだ。まぁ、こちらが年取ってそういうのに追いついていけない....という事情も当然あるだろうが。


 さて、このアルバムだがR&Sというテクノレーベルから出た作品のオムニバス・アルバムで90年代前半に出たものだ。この時期ソニーはこの手のオムニバスを盛んに出していて、私もかなり枚数を購入したのだが、これもその一枚という訳ある。私はR&Sというレーベルも収録された大半のアーティストもまったく知らないのだが、ブレイクする前のケン・イシイの作品なども収録されているから、けっこう老舗なのだろう。アルバム・タイトルにアンビエントと冠しているだけあって、テクノビートの嵐といった作品があまりなく、どちらかといえばスペイシーで静謐な白玉シンセを背景に温度感の低いビートが淡々と鳴る....という作品が多い。収録された作品は、前述のとおりなかなかアーティストの記名性がつかめない作品が多いのだが、ヨーロッパ大陸系のThomas FehlmannとかBiosphereあたりは、独特の温度感の低さとロマン的な情感が交錯して楽しめるし、私のようなオッサンからするとLocustとかQuadrantみたいなノンビート系な音は古典的かつ正統派のアンビエント・サウンドに聞こえたりして、これも心地良い。

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