最近「ヘンデル・ヴァリエーション」をいろいろ聴いているので、これを取り出してきました。ベートーベンの「ディアベリ変奏曲」といえば、バッハの「ゴールドベルク変奏曲」と並ぶ変奏曲の金字塔ですが、余りに大規模であるせいか、とらえどころのない難曲としても知られていて、私もこのディスク、買ったはいいが、通して聴いたのは購入した時に一度きり、あとは何度かプレイヤーに入れてはみたものの、途中で眠ってしまったり、集中力が続かず放棄してしまったりで全く手の内に入っていなかったんですね。
で、久しぶりに聴いてみた訳ですがやはり難解です。今回はディアベリが作ったテーマを全部聴く前に反復して聴いたりして、多少はこの素朴なワルツの主題にも馴染んだつもりになり、それなりに気合いを入れて聴いてみた訳ですが、やっぱダメでした。誰もいうとおり第14変奏あたりから、うつらうつらしてきて、後半はもうほとんどうたた寝モードになってしまい。気がついてみたいら最後のメヌエットになっていたという感じ。もうちょっとなんとかなるかとも思っていたんだけど、ほとんど玉砕です。あぁ、情けない(笑)。
さて、とりあえずうつらうつらしつつも、なんとなく印象に残ったところを今頭出しで聴き直しているところですが、第24変奏の静謐さだとか、第29変奏の幻想的なムードなどはなかなかいい感じです。しかし、まとまった作品としてこの曲を捉えるというか、「この曲はこうだ」みたいに自分なりのイメージが頭で描ける感じには全然ならない。まぁ、愛聴している「ヘンデル・ヴァリエーション」だって最初は訳のわからない作品でしたけど、私の場合、カセットテープに録音して執拗に反復して聴いたことでモノにしたようなもんですから、この曲も楽しようとしないで、とにかく繰り返し繰り返し聴くしかないかもしれませんね。そうすれば、楽しく聴けそうな予感だけは感じました。
で、久しぶりに聴いてみた訳ですがやはり難解です。今回はディアベリが作ったテーマを全部聴く前に反復して聴いたりして、多少はこの素朴なワルツの主題にも馴染んだつもりになり、それなりに気合いを入れて聴いてみた訳ですが、やっぱダメでした。誰もいうとおり第14変奏あたりから、うつらうつらしてきて、後半はもうほとんどうたた寝モードになってしまい。気がついてみたいら最後のメヌエットになっていたという感じ。もうちょっとなんとかなるかとも思っていたんだけど、ほとんど玉砕です。あぁ、情けない(笑)。
さて、とりあえずうつらうつらしつつも、なんとなく印象に残ったところを今頭出しで聴き直しているところですが、第24変奏の静謐さだとか、第29変奏の幻想的なムードなどはなかなかいい感じです。しかし、まとまった作品としてこの曲を捉えるというか、「この曲はこうだ」みたいに自分なりのイメージが頭で描ける感じには全然ならない。まぁ、愛聴している「ヘンデル・ヴァリエーション」だって最初は訳のわからない作品でしたけど、私の場合、カセットテープに録音して執拗に反復して聴いたことでモノにしたようなもんですから、この曲も楽しようとしないで、とにかく繰り返し繰り返し聴くしかないかもしれませんね。そうすれば、楽しく聴けそうな予感だけは感じました。
2001年だったか2002年だったか、当のブレンデルが来日したおりのメインプログラムがディアベリ変奏曲でした。
生で聴くと、変奏と変奏の間をたっぷり取るためか、変奏曲としての一貫性よりも、シューマンの謝肉祭のように(変奏曲的だが)独立した小曲集のように聞こえ、逆に最後まで集中して楽しめました。そのおかげか、CDのアラウの演奏の特徴がよく聞こえるようになり、また最後まで聞きとおすのがそれほど困難ではなくなりました。
それにしてもディアベリの主題は魅力がないですが、そういえばこのディアベリのワルツによる変奏曲集のCDがあるそうですね。
/変奏曲としての一貫性よりも、シューマンの謝肉祭のように(変奏曲的だが)
/独立した小曲集のように聞こえ、逆に最後まで集中して楽しめました。
そうそう、こうなりたいんですよね(笑)。最近聴いている「ヘンデル・ヴァリエーション」も馴染んでしまってからは、変奏曲ということはたまに意識する程度ですから、とにもかくにも全体を構成するパーツを一通り馴染むということが必要だと感じてるんですが、20代の頃に比べると、こちらの集中力が目に見えて落ちているのが哀しいです。
ところで、この曲、以前に比べるとあまり現行盤CDがあまりないようですね。沢山あるんだろうと思ったんですが、ゼルキン親子くらいしかなかったような....アラウも既に生きていないようです。以前に比べると人気ないんでしょうかね。