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音楽全般について 素人臭い能書きを垂れてます
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SQUAREPUSHER / Maximum Priest

2006年03月30日 23時18分36秒 | ROCK-POP
 先日取り上げた「ブタカーン・マインドフォン」に前後して発表されたミニ・アルバムです。やはり「ミュージック・イズ・ローテッド・ワン・ノート」で取り入れたな手弾き路線を踏襲したアンビエント・テクノ風な音楽ですが、ここでも独特なアブストラクトな音響が、気持ち良いんだか悪いんだかわからない独特の感触を醸し出しています。全体としては「ブタカーン....」同様、「ミュージック・イズ....」より、若干リズム寄りのところを見せていますが、「ブタカーン....」に見られたようなガムラン風なところは、ほとんどありません。では各曲を簡単にメモっておきます。

 1曲目は「Song: Our Underwater Torch」はアルバム中もっともアンビエント色の強い作品で、超スロー・テンポのダブ+教会音楽という取り合わせが実に奇妙な感触を生んでます。2曲目の「Decathlon Oxide」はひきつったような音響にたたみ込むような波状攻撃をかけてくるリズムのとり併せで進んでいく、比較的初期のスクエアプッシャーらしい音楽。3曲目の「You're Going Down」は、クラブっっぽいモチーフを中心に据えたジャジーなテーマと、一転してギトギトのベースをフィーチャーしたテクノ風な中間部がおもしろい対比をみせた作品。

 5曲目の「Two Bass Hit」は「ブタカーン・マインドフォン」にも収録されていた作品の別ヴァージョンで、こちらはベースがあまりきこえずアンビエント的な雰囲気が濃厚。6曲目の「Circular Flexing」も初期的な「壮絶なドラム+アヴァンギャルドな音響美」をミックスさせた作品で、やはり個人的にはスクエアプッシャーというとこういう作品が好き(まぁ、昔に比べると大分落ち着いてますが)。7曲目「Shin Triad」は「ミュージック....」の一曲目みたいな生ドラムのグルーブ感が妙に気持ちいい作品で、途中でレゾナンス&シンセ・ベースのぐにゅぐにょなサウンドがいかにもスクエアプッシャー。

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