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BOB JAMES / Playin` Hooky

2006年05月08日 10時01分03秒 | JAZZ-Fusion
 ボブ・ジェームスの新作です。前作はピアノ・トリオでしたが、今回はいつものフォーマットに戻ってのアルバムです。このところ彼の作品は、フォープレイも含めて、かなりアコピを重視したプレイだった訳ですが、そのあたりも一区切りついたと判断したのでしょう。

 今回の作品でまず気がつくのは、まるでCTIやCBS時代に戻ったかのようなフェンダー・ローズのプレイが随所に聴かれること、冒頭の曲などこれまた実に久しぶりのクラシック・アダプテイション(ショパンの「別れの曲」、これがセンスいいんだよなぁ)をやらかしている点です。要するにけっこう先祖帰りしているということなのですが、これが近年のハイテク打ち込み指向と非常にうまくブレンドされていて、とても気持ちよい仕上がりになっています。

 前々作あたりだと、「この曲はアシッド・ジャズ、こっちはアンビエント、んでこれはいつもの黄金路線」って感じで、どことなく総花的なバラツキ(バラティに富んでいるともいえる訳ですが....)が感じられたりもした訳ですが、今回はそれらがボブ・ジエームスの個性のもとに統一、再編されてきているようで、アルバム全体がとてもスムースに進行して気持ち良いです(ちょっとサラサラしすぎているキライもあるが....)。

 ボブ・ジェームスの「さりげなさ」もここまできたか!と思わす作品ですね。ホント、リラックスできます。ちなみに最後の曲でのチャック・ローブのギターのさりげなさもなんとも良いです。この人最近はどんな活動してるんだろ???。(97/11/16)

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