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JOHN MCLAUGHLIN/Devotion

2005年11月08日 23時09分52秒 | JAZZ-Fusion
 このところマクラフリン関係のアルバムをクロノジカルに聴いているところだが、この作品はマハビシュヌ結成以前の1970年の作品。ジミヘンとの共演歴もあるバディ・マイルスやオルガンのラリー・ヤングらと共演作となるが、ラリー・ヤングのアシッドというかサイケなオルガンはもちろんそうだが、ジャズというより完全にロック系のリズム・セクションのせいで、先日レビュウした「サンタナ&マクラフリン」などとすこし共通する、ちょっとサイケの残り香を感じさせつつも、けだるく瞑想的70年代初頭のB級実験ロックみたいな雰囲気が強い。

 マクラフリンのギターも例のアクロバッティックな早弾きというより、歪みまくったトーンで暴力的なフレーズ連打したりや浮遊感を誘うようなカッティングが主体で、これにラリー・ヤングのスペイシーなオルガンが絡んで独特な雰囲気を醸し出していて、なんだか初めて聴くの妙にに懐かしい。70年代初頭の新宿ディスクロードを思い出すような音などといったら、分かる人には分かるかもしれない。ともあれ、非常にロック的なサウンドで、マクラフリンはここまでロックしてたのかという感が強い。とはいえ、当時の私が仮にこれを聴いたしても、あまりのとりとめのなさに、理解不能に感じていたとは思うが(笑)。

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