岸田内閣は原発再稼働するという政策に舵を切り替えた。その骨子は今まで40年で廃炉を60年以上とし、かつ休止中の年数を数えない。
こんな狂ったと言ってよい方針があるだろうか。炉の調子を検査してできれば永久に稼働させたいらしい。
これを決めた政府の人間は自分たちの生きている間は問題が起こらないだろうと高をくくっているのではないか。将来の社会が市民が重大な事故で被るであろう被害をどう思っているのだろうか。何よりも頓珍漢なのは検査等で休止した期間を考慮せずに60年以上という稼働期間を考えている点だ。どんな機器も設備も経年劣化がある。オーバーホールという全点検で一切合切入れ替えたらそれは新設と同じだが、部分的にしか交換しないだろう。それであればそのとき交換をしなかった部品は経年劣化をし続けているわけで、この休止期間を、半年とか2,3年を無視して省き60年の勘定に含めないというのは全く理に即さず理解できない。点検休止は何回もあるので纏めれば10年は少なくともあるだろう。この10年を数えずに60年を計画するとは、・・・・。これぞ異次元の延命策というべきである。政府はもっと議論をするべきである。チャットAIにでも聞いてみたらどうか。