(童話)万華響の日々

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医療崩壊に3種類はある、だが第1のものしか説明されていない

2020-04-24 21:24:17 | 新型コロナウイルス感染
医療崩壊について考えてみる、そもそも感染が始まった当初の政府の説明は体調が体温については37.5度以上が4日間続く、だるさや吐き気があること、さらに帰国者であることも条件であった、これらの条件に合う人は保健所で病院を紹介しPCR検査を受けることができる、だが条件に合わなければ家での養生をすること、となっていた、PCR検査を受けられる人はいわば重症者と判断された、何故こんなにPCR検査が制限されるかというと、この検査の容量が極めて少ない点と、PCR検査の結果、重傷者が増えると病床が足りなくなる、それで入院できない重症者が溢れてしまう、その結果が「医療崩壊」であると私は理解していた、・・・・・・それが、状況は一変した、「院内感染」多発である、院内で感染者から他の病気の患者や医療従事者に感染がおこった場合には感染の疑いがある全員が少なくとも2週間の隔離・治療を必要とされる、医師や看護師、検査技師など隔離された状態は空恐ろしい、おかげで他の病気の患者治療や部門そのものが成立できなくなる、それも忽ちに起こるこれが第2の「医療崩壊」であり、病院崩壊でもある、かくして次々と多くの病院が機能不全に陥ってしまう、こうなると新たな感染者の受け入れそのものが不可能となる、社会の医療体制が不全に陥る、
残念なことに全く他の病気や交通事故などで運ばれた患者がコロナウイルス感染者でもあったと、後で分かったケースが多い、そのため全く知られずに他人が感染し、クラスターという感染者集団が発生する、従って今となっては病院に来る患者には基本的にPCR検査が必要になった、これもまた現状では能力的に困難なのである、これが第3の「医療崩壊」である、
ではどこに間違いがあったかというと、感染初期のPCR検査をもっと簡単に実施できる体制がなかったことだ、そのためにPCR検査を条件付きで実施するしかなかった点である、これが日本の感染症医療に関する実力である、感染者を不自由なくあっさりと同定できる検査方法(キット)を潤沢に用意できているということが必要なのである
第4の「医療崩壊」はなにか