(童話)万華響の日々

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映画「マザーウオーター」の印象

2010-11-11 16:15:07 | 映画の印象

とおちゃんの映画感想です!! 

マザーウオーター
評価度★

京都のある町の豆腐店主ハツミ(市川実日子)、バーの経営

者 セツコ(小林聡美) そして喫茶店主のタカコ(小泉今日子)

はなぜかみんな一人暮らしで生計を立てている。

 彼らを繋げる年配の一人暮らしの女性マコト(もたいまさこ)

が風呂屋の若旦那の赤ん坊のお守りを引き受けながら三人

の店を客として回ってゆく。マコトを軸とした4人の付き合い関

係が成り立ってゆく。

 淡々と流れる映像は実に退屈感を覚える。店先で豆腐を

黙々と食べ、ウイスキーの水割りを淡々と飲む。交わされる退

屈な会話には観る者には何のことか分からない。このような観

客を無視したような意味不明の会話はちょっと問題である。

 赤ん坊の世話をめぐって何らかの展開があるでもなく、全体

的に始めもなく終わりもない。強いていえば、のんびりしたムー

ドのみに意味があろうか。マザーウオーターというテーマから

も暗示的な意味があるようだが、直接的には水を介在させた

人間関係かなと思わせるだけでそれ以上の深みもない。何か

重要なメッセージを見落としたかなと、観終わった後に各シー

ンを思い出してみたが何も思いつくものはなかった。

2010年 日本
監督: 松本佳奈 
脚本: 白木朋子 
音楽: 金子隆博  
 出演: 小林聡美(セツコ)、 小泉今日子( タカコ)、 加瀬亮( ヤマノハ)、 市川実日子( ハツミ)、 もたいまさこ( マコト)、他
劇場:シネスイッチ銀座

 映像:Allcinemaより