今日、地元公民館で3回目の「戸別所得補償制度モデル対策」
出張加入受付が開かれました。
私は農家ではありませんが、
どうしても疑問に思うことがあったので、出掛けて行きました。
前にもブログに書きましたが、この制度は次の二本立てです。
①米戸別所得補償モデル事業
主食用米10a当たり15,000円を補てんする。
②水田利活用自給力向上事業
主食用米から他の穀物への転作を支援する。
②のほうですが、米粉用や飼料用の米を作った場合、
10a当たり80,000円が助成されます。
ただし、飼料用の米は単価が低いうえに、乾燥などの経費を考えると
助成金をもらっても赤字になると聞きました。
それでは、米粉用の米の場合はどうでしょう。
農水省もこれだけ米粉を普及させようとしているのに、
米粉用の米を作る人はなぜ増えないのでしょうか?
その理由を農政事務所の方に伺いました。
米粉用の米は、すべて取引先との契約で作られます。
取引先というのは、米粉に加工する設備のある所です。
この設備のあるところが非常に少ない、
県内にも2か所しかないそうです。
つまり米粉用の米を作っても、引き取り手がいないのです。
いくら助成金が高くても、安心して栽培できる仕組みができていないと
米粉用の米はなかなか作られないし、
米粉の値段も高いまま・・・。
米粉のパンやスイーツは人気がありますが、
家庭で利用されるには、まだまだ時間がかかりそうです。
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