UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

残暑の候、それがどうした!ですんでしまう短歌だけれど・・・

2018-09-04 01:22:21 | 日記
GGIの好物はチリメンジャコです。毎日といっていいほど、わが夕餉、ご飯にチリメンジャコをふりかけて食します。炊き立てのご飯に適度な乾燥度と塩味のチリメンジャコ…これ以上のものはございません

今日の写真は昨夕のご飯とチリメンジャコを撮ったものです。なんだ、こんなものと思われる方もいらっしゃるとと存じますが、よろしければクリックしてご覧くださいませ。

ご飯の上に横たわるチリメンジャコ君たちを目にしますと、つい、ある短歌を思い出してしまいます。ずいぶん以前に朝日歌壇に掲載されていた句です。以前にもこの日記か別の日記で紹介したことがある短歌なのですが、詠み人は忘れました。

《ごめんよとチリメンジャコにつぶやきて数十匹を一箸に食う》

GGI、作者の気持ちがよ~くわかるのです。とてもよくわかるのです・・・

写真をもう一度ご覧ください、白いご飯のうえに身を横たえているチリメンジャコ君たち、黒い点々が見えますね。これはチリメンジャコ君たちの目ん玉であります

GGIはこの黒いちっちゃな点々、この目ん玉クンたちが気になるのです。

せっかくこの世に生を受けたのに、誕生して間もないというのに、突然一網打尽にされて、人間なんかに、よりによってGGIのような愚かな人間に食べられてしまうことになるなんて、この理不尽で過酷なわが運命に耐えられん、まことに斬鬼に耐えないと、この目ん玉クンたちは必死に訴えているように見えるのです。

でも、気にはなっても、結局は数十匹を一箸で食べてしまうことになるのです。ですから、ゴメンよと言わざるを得ないのです・・・

この短歌、それがどうしたと問われれば、答に窮すると申しますか、それがどうした!ですんでしまう句ではあります。

8月13日の日記に短歌や俳句には「それがどうした!」ですんでしまう句と、「それがどうした!」ではすまない句があり、それがどうした!では済まない作品がGGIの印象に残るとエラソーなことを記し、また8月29日の日記に、それがどうした!では済まない短歌の例を紹介いたしました。しかし、今日紹介しました短歌でおわかりいただけます?ように、それがどうした!で済んでしまう句に曰く言い難い良さがあり、そのため長くGGIの記憶に留まることになります。

チリメンジャコ君たちの冥福を祈って

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・・

グッドナイト・グッドラック!