UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

地震?何ともない、だいじょうぶ!などと答えてしまったけれど・・・

2018-06-19 02:06:40 | 日記
昨日の地震、震源は大阪でしたが、わが湖都も結構揺れました。当地の震度は5弱だったとのこと。

通学中に不運にも命を奪われてしまったまだ幼い小学生の女の子、いつも通学の見守りを行っていたというおじさんをはじめ、昨日の地震でお亡くなりになった方々に心からおくやみもうしあげます・・・

地震が起きたのは午前8時頃、激しい揺れにGGIも目がさめました。1995年の阪神大震災のときよりは揺れていた時間はずっと短く、ほんの一瞬でありました。でも、揺れるスピードはずっと速く、小刻みの激しい揺れ、まさに激震という感じ・・・

すぐに揺れは止みましたので、なんとなく震源は遠いだろうなあ、まだ8時を過ぎたばっかりかあ、GGIにとってはまだ夜明けだなあ、もう少し寝るかなあと思いながらぼんやりしておりましたら、枕元の携帯が鳴りました。

首都圏で暮らす元気印の賢姪からでした。地震お見舞い第1号です。布団のなかから「地震?だいじょうぶ、何ともない!」と返事をいたしました。ほんとうにそう思っていたからです。

9時過ぎ、固定電話が鳴りました。地震お見舞い第2号です。今年84歳になってしまったという、声が大きい従姉のおしゃべりオバサンからでした。「地震、大丈夫?びわ湖は津波なんか起きないの?」

こんどはベッドからはい出て

「地震?だいじょうぶ、何ともない、まだ築十年、平屋のわが新八重葎、建立のときは、地盤強化のためにソイㇽセメントの柱を数十本打ち込んでだ上にコンクリートのベタ基礎、あっちこっちに筋交い多用、したがって耐震性抜群だから大丈夫、でも同じく平屋とはいえ、あちこち傾いていて隙間風自由自在の築戦前の旧八重葎庵だったら分かんないなあ、阪神大震災の時はなんともなかったけれど・・・びわ湖の津波?これは研究課題やあ・・」

などと話して電話を切りましたら、電話機のすぐ横に立ててあったパソコン通信用のルーターが机のうえでオネンネしているのに気がつきました。

アレッ!これは地震のせいだ!あの激しい揺れで倒れてしまったんだ・・・

そうか、わが庵も地震の被害にあったんだあ、ほかにも倒れているものがあるかもしれないと、居間のあたりを調べてみることにしました

(あっ!いま6月19日午前零時35分、グラッとひと揺れきました!余震でありませう)

居間を調べましたら、高いところに置いてあった円形の温度計が床に転がっておりました。まあ、この程度なら被害というほどのものでもないなあ、と一息ついて朝のお茶でも飲もうかとティファールでお湯をわかしました。

GGIは毎朝、まずお湯をわかし、お茶をいれます。GGIは礼儀正しきひとでありますから、自分で飲む前に、まず部屋の隅、テーブルクロスで覆った大きな木箱の上に飾ってあるわがファザーとマザーの写真の前にお茶を差し上げることにしております。夕食を終えたのちにも同じ儀式を行います

かようなしだいで、そうだ、まずファザーとマザーのためにお茶だとおもい、昨晩あげたお茶が入っているお湯のみを・・・と思ってファザーの写真とマザーの写真のほうに目をやりましたら・・・・

ジャ~ン!

目を覆うばかりの惨状でありました。今日の写真はこの惨状を撮ったものです。よろしければクリックしてご覧くださいませ。

湯のみが一つ完全に寝転がっており、中のお茶を床にぶちまけております。三つ置いてある写真立て、その二つまでが、これまた見事にオネンネしております。そして、わがファザーとマザーの忠実なるしもべである緑色の小さなぬいぐるみ、カエルのケロヨン君、あえなく倒れた写真立ての下敷きになっております・・・

これはかなりの被害であると言ってよいでありませう

やれやれ後始末をしなければと思っておりましたら午前10時、わが賢妹から電話、これでお見舞い電話第3号

「カクカクシカジカ、写真立てが倒れて湯呑みがひっくり返ってお茶が床に氾濫、ケロヨンは無事救助した・・・でも被害軽微、安心されよ」

電話を切って、やれやれ、ひげを剃って顔を洗ってと思い、洗面台の前に立ちました。温水が出る位置にしてから水道栓を開き、お湯が出るのを待ちました。鏡に映るわが姿をぼんやり見つめながらお湯がでてくるのをしばし・・・しばし・・・しばし・・・いつまでたってもお湯は出てきませぬ・・・これはいったい?

これはひょっとして、ひょっとしたのか?あわててキッチンのガスレンジに火をつけようと試みたのですが、案の定、火は点きませぬ。

アッチャー!もうお分かりでありませう。ガスが来ていないのです、これは地震のせいだ、まいったなあ・・・ガスが使えないとなると・・・

急いで市役所に電話、コールセンターのお姉さん曰く「ただいま安全サービス課への電話がたいへん混雑しております・・・」

ようやく電話がつながりました。係りの方の簡潔明瞭。

「ガスメーターの安全装置が作動してガスが止まったのです、安全装置を解除すればガスが出るようになります、解除の仕方はいま教えますので携帯を持ってメーターのところに行ってください・・・わかりますか、赤いランプがゆっくり点滅していますね、その横にある黒いキャップを外して中のスイッチを強く奥まで押してください、ランプが早く点滅するようになりましたね、そのまま3分間待ってください、その間にガス漏れがないか点検しているのです。3分が過ぎてランプが消えるとOKです。ガスが出るようになります」

指示にしたがいましたら無事ガスが出るようになりました

午前11時、また電話がなりました、地震見舞い電話第4号です。知人の娘、京都にいる元気バリバリキャリアふう働き盛りオバサンです

まあ確かに被害はあったものの大阪のみなさんにくらべれば被害ともいえない被害でありますので説明を大幅に省略、「地震?だいじょうぶ、何ともない!」と答えましたら、「よかった、ところで、あのなあオッチャン、ウチの息子、今年京大入ったけど、京大は自由放任大学やから、あの子、卒業までに七年も八年もかかりそうや、やってられんわあ・・・」と元気に明るく笑っておりました

続いて正午過ぎにわが長兄から電話、地震お見舞い電話第5号です。

「地震、だいじょうぶか?琵琶湖の底が割れて水がジャジャ漏れになっているのとちゃうか」「地震、だいじょうぶや、何ともない!損害軽微、いまのところ琵琶湖の底から水は漏れていないもよう》と答えておきました。

午後、また電話が鳴りました、地震お見舞い電話第6号です。南国でパラダイス生活をしている知人からでした。おなじく「地震、だいじょうぶや、何ともない」と答えておきました

御見舞いの電話をわざわざくださったみなさんに感謝であります。まだ余震が続きそうです。大阪のみなさん、ご注意くださいませ

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・・

グッドナイト・グッドラック!